お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

孤独って何なの?

  孤独は山になく、街にある。
  一人の人間にあるのではなく、大勢の人間の「間」にあるのである。

こう語ったのは、三木清じゃったな。
孤独は、志や行為を同じうする人間や、精神的つながりのある人がいないことを指す。
故に、「孤独」は、街にあるといったのであろう。

孤独の本願は、人生夢幻の果てに、人間が極限の自由を獲得せんがための慧眼(けいがん=物事の本質を見抜く洞察力をもつこと)を体得することにあり。

この「孤独慧眼の理(ことわり)」を体得するその先に、孤高(ここう=超然として、高い理想と志を保つ)の人として、赫々(かっかく=赤々と光輝くこと)として生きることを意味しておるのじゃよ。

  孤独を貫けば
  自ずと我が人生を
  深く考える
  人生を深く考え
  なおかつ掘り下げれば
  自分と真摯に向き合える

  豊かな人生と
  十二分に対面できれば
  孤高の徒として
  生き生きと
  行きてゆける