お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

天皇陛下のお仕事って何なの?

今日、平成31年4月10日は、天皇皇后両陛下の御結婚六十年の目出度い日じゃ。

そもそも天皇陛下という存在は、世界や日本の泰平・繁栄のために「祈念し続ける」存在で、言わば日本國の🇯🇵大宮司のようなもの。
その点が他国の国王との決定的違いじゃ。

一般國民が知らない「宮中祭祀」。
これを天皇陛下を始め皇族方が担っておられる。
畏れながら今上陛下は、御高齢にも関わらず、年間30もの「宮中祭祀」に、全身全霊で取り組んでおられるということじゃ。

また一般に陛下のお仕事は、内閣総理大臣の任命・国会召集等々・・いわゆる「国事行為」や、一般参賀、外国元首来日時の宮中晩餐会、被災地訪問等々・・の、「公的行為」が知られておる。

前述した宮中祭祀は、天皇陛下の「その他の仕事」に分類されよう。
陛下ご自身のご研究、陛下自らが御手植えされる稲作、皇后陛下がなさる養蚕・・等々・・。
私的とも、公的とも判別付きかねる内容の「その他の仕事」として分類されているようじゃ。
然し乍ら、陛下にあらせられては、「その他の仕事」が一番大事な仕事といえる。

いつ如何なる時代にも、天皇陛下という「祈りの存在」が、國民のために、祈り続けておられるという「事実」によって、日本人が日本人としての「強い根っこ」「アイデンティティ」を持ち続ける國民として、地球上に存在することができるからじゃ。