お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

最近よく耳にする「フィンテック」って何なの?

パソコン・スマホが急激に進化した結果、最近では支払い方法までもスマホ決済されるなど、個々人の支払い方自体が進化し続けておる。

ファインテック」とは、ファイナンス(金融)とテクノロジー(技術)を組み合わせた造語のこと。
スマートフォン決済並びに送金システムなど、情報通信技術を駆使する画期的金融商品やそのサービス。
これには既存の金融機関のみならず、様々な企業が参入しておる。

2025(令和7)年の大阪万博では、これからさらに一歩進んで、顔認証システムによる決済が現実化するらしい。
例えば、「大阪メトロ」ではこの顔認証システムを利用する事で、大阪万博が開催される「夢洲(ゆめしま)」での駅舎内の人の移動を、スムーズにする計画が具体化し始めているらしい。

改札口に顔認証システムを導入することで、ICカードスマホが必要なくなり、顔認証などの生体データを用いて改札口を通り抜けるだけで、運賃が個々人の口座から引き落とされる。

これは利用者にとって、一見楽なように見えるが、個々人の情報自体が他者に知られることとなり、誰が・いつ・どこで・何を買ったかが丸見えとなる。
その結果、誰がどんなタイミングで、どんな場所で、何を欲して購入に至るか…など一切の情報が伝わってしまう。

情報通信技術のみならず、多方面における様々な技術は、怖ろしいほどの勢いで進歩している。
それにひきかえ人間の霊的な進化は殆ど進まず停滞しておるように思われる。

ファインテックをはじめ新しい金融の在り方が提示される世の中。
こんな時代だからこそ、より豊かな人間性に裏付けられ産業の在り方が模索されなければなるまい。