お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

呉善花(おそんふぁ)さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(1)

呉善花氏について!

隣国を知るためには、隣国の人が書いた文章を読むとわかりやすい。
その時に、妙に反日的であったり、日本の文化を知らなさすぎたら、これまた偏った情報となり、それを読んだ者は戸惑ってしまう。

故に冷静に「母国と日本」を知る人の一文というのは、日本人にとって誠に有難い。
その点で、呉善花氏の一文は「韓民族」を知る上で、非常に役に立つといえよう。

そこでまず、呉善花氏とは如何なる人物か…?について述べたいと思う!

呉善花氏は、1956年、韓国は済州島(さいしゅうとう)生まれで、韓国女子軍隊の体験を持っている。
1983年に訪日し大東文化大学に留学。
その後東京外国語大学大学院修士課程を修了。
執筆と共に、拓殖大学日本文化研究所客員教授となった。

一般に知られるようになったのは、名著『スカートの風』ではないだろうか?
この本は日本で働く韓国人ホステスを題材にした作品で、その後も『続スカートの風』『新スカートの風』を著している。
また『私はいかにして〈日本信徒〉となったか』・『韓国併合への道』や『日本が嫌いな日本人へ』などなど…数多くの著作がある。

彼女は韓国での学校教育によって、一時期は反日主義者だったらしいが、訪日後「知日派」となった。
呉善花氏は韓国併合を全否定しなかった。
又日本自らが陥っている「自虐史観」の改善までも求めていたのだ。

このことによって、韓国では彼女が知日派とされ、「韓国を卑下(ひげ)する書籍を出した…」という、否定的評価を受けておる。
1988年には日本へ帰化している。

2007年10月1日、済州島在住のご母堂のご葬儀の折。
彼女が韓国へ入国しようとした所、日本での反韓的活動が理由で、大韓民国当局より入国禁止措置がとられ、済州国際空港で入国拒否されたのだ。
これに対し、呉善花氏からの要請で、在済州日本国領事館より、日本人への人権侵害との申し出があり、ようやく入国が認められたという。

その後、2013年7月27日に、親戚の結婚式出席のため、再び韓国入りしようとしたが、仁川(にんちょん)国際空港で完全入国拒否にあった。
この件に関して、大韓民国当局は、拒否理由を一切明確にしていない。

このように、北朝鮮でなくとも、民主主義を掲げる大韓民国であっても、民族意識の逆鱗(げきりん)に抵触(抵触)する際には、国が強権を発する…という事態を招くのだ。

日韓関係悪化によって、お互いの国が二進も三進も(にっちもさっちも)行かない状況が続く今だからこそ、呉善花氏が「命を賭して」著した書籍を、日本人が熟読すべきではなかろうか?

明日は『日本的精神の可能性』の内容について話してみたいと思うのじゃ!