お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

人生を楽しむとは

自分の人生を花も実もあるものにしたい…とは、誰もが考える。
今一度考えてみよう。

誰が花や実をつけるのか?
自分で花を愛で、自分が実を喰べていると、そのうちにだんだん面白くなくなってくる。
やはり自分以外の人が花を愛で、その実を口に含んでくれる時、至上の喜びが体中を巡ってくるのだ。

自分にとって良き事が、他人にとってさらに良き事になるよう生きると、人生が楽しくなる。
人間同士は助け合って共生すべき存在だが、仲間の中での上下関係や同輩のきまりもある。

こんな中でどう生きぬくか?
それは何より相手の物の見方を見つけ出すこと。

一つの事象でも多様な見方があり、それら一つ一つは個別的に正しくとも、全体としてバランスが欠落することもある。
あくまで人間関係はバランスが大事。
気まずい人と無理につきあう必要もなければ、あえて無視もしない。

そこは自然体を通すのか…と思いきや、そうではない。
無理せず無視せず、バランス良く対応する。
これを心がけると、良いことが起こる。