お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

野球のU18ワールドカップ杯に参加する日本チームは、どうして日の丸のエンブレムを付けないの?

8月30日から9月8日にかけて、野球の第29回U18(十八歳以下)ワールドカップ杯が韓国の機張(きじゃん)で開催されておる。 日本からもこの大会に参加する為、高校日本代表チームが、8月28日に現地入りしたのだが…。 現地入りする移動中の事だが、選手やスタ…

スーパーコンピューター「富岳」について教えて!

本日8月30日に、神戸ポートアイランドのスーパーコンピューター(以後、スパコン)「京(けい)」がその役目を終えシャットダウンされた。 旧民主党政権の時には、事業仕分けにあい、民主党の蓮舫議員より 「1番でなきゃいけませんか?2番じゃだめなのか?」…

呉善花さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(5)

韓国人は許さないことが信頼の証…なぜ日本人は恨みを水に流せるのか 日本人と韓国人との根本的違いについて、わかりやすく著した呉善花氏の一文を次に挙げたいと思う。 戦前の日本の軍国主義的な大陸進出について、(中略)韓国・北朝鮮はほとんど永久に責任…

呉善花さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(4)

世界に例のない日本のアニミズムとは? 日本の神道は強烈なものを取り除こうとする傾向がある。 強烈な音・強い臭いや強い色合い、とりわけ血を嫌う。 兎に角、強い刺激を嫌って、静謐(せいひつ)で清浄なるあり様を、殊の外好む傾向にある。 しかもそれは…

呉善花さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(3)

日本語最大の特長…「述語の世界」に重きを置く発想とは? 西欧の言語表現で重要視されるのは、主語や動詞と言った文章の骨格となる部分だ。 日本語をはじめとするアジア諸国の言語では、特定の主語を持たず述語だけで成り立つ表現が多いと言う。 しかし日本…

呉善花さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(2)

日本人の人間関係について 呉善花氏は『日本的精神の可能性』の中で、日本人は自己と他者の区別が曖昧だという。 その一方でアジア諸国の人達は、血縁者と他人を明確に差別すると言っておる。 西欧や中国・韓国では、社会において自分以外の他者はある意味で…

呉善花(おそんふぁ)さんの著書『日本的精神の可能性』について教えて!(1)

呉善花氏について! 隣国を知るためには、隣国の人が書いた文章を読むとわかりやすい。 その時に、妙に反日的であったり、日本の文化を知らなさすぎたら、これまた偏った情報となり、それを読んだ者は戸惑ってしまう。 故に冷静に「母国と日本」を知る人の一…

韓半島の「恨の思想」って何なの?

今、日本と韓国は非常に困難な関係に陥っておる。 歴史問題・慰安婦問題・徴用工問題・竹島問題・GSOMIAなど…様々な問題が山積しておる。 例えば徴用工の訴訟問題では、第二次世界大戦中、日本の統治下にあった朝鮮及び中国での日本企業の募集や徴用により労…

地蔵盆って何なの?

地蔵簿雑の御縁日は、毎月24日だが、その中でお盆に近い旧暦7月24日(新暦8月24日)を「地蔵盆」と呼ぶ。 但し、地蔵盆で祀られるお地蔵様は、寺院に祀られている地蔵様ではなく、路傍や街角のお地蔵様…いわゆる「辻地蔵」のことを指しておる。 これは…

内村鑑三の『代表的日本人』に学ぶ(3)

二宮尊徳さんてどんな人? さあ、今日も内村鑑三の『代表的日本人』について話そうと思う。 三人目は二宮尊徳じゃ。 二宮尊徳は天明7(1787)年に、相模の国の名も無い村の農民を父に持つ農家に誕生した。 尊徳氏十四に母を無くし、十六歳の時、父を無くした…

内村鑑三の『代表的日本人』に学ぶ(2)

上杉鷹山に学ぶ改革魂とは? 江戸後期の米沢藩主、上杉鷹山(ようざん=上杉治憲〈はるのり〉のこと)は、上杉重定(しげさだ)の養子であった。 細井平洲(ほそいへいしゅう)を師と仰ぎ、藩政改革を推進し、節約の励行、行政の刷新、荒地の開墾(かいこん)…

内村鑑三の『代表的日本人』に学ぶ(1)

西郷隆盛…「敬天愛人」って何なの? 19世紀末、日清戦争の真っ只中に、内村鑑三が上梓(じょうし=出版すること)した『日本及び日本人』という一書がある。 これは日本人の中にこんな立派な人達がいるということを、欧米諸国に伝えたい…という思いが募った…

『南洲翁遺訓(西郷隆盛さんの言葉)』について教えて!(1)

「正しく生きる」とは、命を賭し覚悟して生きる事! 東京上野にある、犬を連れた西郷どんの像は、日本一有名な像かもしれぬ。 この西郷隆盛には、所謂著書と呼ばれるものはない。 西郷さんの手紙や漢詩、建白書(けんぱくしょ=政府に自分の意見を申し立てる…

詩や小説の中で、「時間(とき)」はどんな役割を果たしているの?(2)

俺の震え戦く生涯の陰で 現世がその裏戸を閉め 五月が織り上げた 絹の帳(とばり)の翼のように 緑の葉を羽ばたかせるとき 隣人たちは語るでしょうか 「常日ごろ そうしたことに気付かれる方でした」と 昨日のトーマス・ハーデイの上記の詩。 ここにある「震…

詩や小説の中で、「時間(とき)」はどんな役割を果たしているの?(1)

様々なジャンルの詩や小説が巷に氾濫する。 そんな中にあっては、時間(とき)に対する捉え方や表現は、千差万別(せんさばんべつ)で、個々の作家によって異なっている。 今ここに、常住時間(とき)と向き合い、「変容する時間にどう表現を与えるか?」と…

74回目の終戦記念日を迎えて思うことってどんなこと?(2)

シベリア抑留―もう一つの戦争 第二次世界大戦末期である、昭和20(1945)年8月9日未明、ソビエト連邦(現在のロシア)は、日本に対して、「日ソ中立条約」を破棄し宣戦布告した。 満州国とソビエト連邦(ソ連と略す)の国境にいる174万人ものソ連極東軍に命…

74回目の終戦記念日を迎えて思うことってどんなこと?(1)

あの大戦から74年。時代は昭和・平成・令和へと流れ来た。 戦争体験者は徐々に少なくなっておる。 にもかかわらず、74年経ても尚、不穏な嵐がアジア上空を旋回し続けておる。 文在寅(ムンジェイン)政権は、トランプ氏に負けず劣らずフェイクがお好きなよう…

『雨月物語;菊花の約』に学ぶ、見えざる世界との繋がり方!(2)

ありとあらゆる「生あるもの」は、全て「死」に向かって生きておる。 ひたすら…ただひたすらに、「死」に向かって「今日を生きる」という酷さ・非情さ! 否、「死」が眼前にあるからこそ、精一杯生き切ることができる…とも言えよう。 かの吉田松陰は、誠心(…

『雨月物語;菊花の約』に学ぶ、見えざる世界との繋がり方!(1)

『菊花の約』と言えば、江戸後期の作家、上田秋成(うえだあきなり)によって著された五巻五冊の読本(よみほん)『雨月物語』(うげつものがたり)。 これに収録された短編小説の一つである。 中国白話小説や日本の古典・故事に取材し翻案した、怪異小説最…

吉田松陰に学ぶ命の尊さって何なの?

前にも述べた吉田松陰の『留魂録』には、人間の一生を「穀物の四季」に例えて記してある。 それをわかりやすく言えば、次のようになる。 幾つで亡くなったとしても、冬を乗り越え春が訪れれば、自分が蒔いた種から、また芽が出て穂を出し、実となって収穫し…

もうすぐ盂蘭盆会!(2)

この世での生き方を『ゲゲゲの鬼太郎』から学ぶ 日曜日の朝に、『ゲゲゲの鬼太郎』のアニメが放送されておる。 アニメとはいえ、『ゲゲゲの鬼太郎』は、本質的な人間の根っこの部分に、肉薄する内容のものが多い。 本日令和元年8月11日の放送は、『極刑!地…

もうすぐ盂蘭盆会(うらぼんえ=お盆のこと)!(1)

「盂蘭盆会」って何のこと? 旧暦7月15日(8月15日のこと)を中心に、7月13日から16日(8月13日~8月16日)にかけて4日間行われる仏教行事を「盂蘭盆会」または「お盆」と呼ぶ。 これはサンスクリット語の「ウランバナ」の音写語とされるが、一説には、古代…

吉田松陰の『留魂録』には、何が書いてあるの?(2)

松陰の「死生観」は、留魂にあり! 身はたとひ 武蔵の野辺に 朽ぬとも 留め置かまし 大和魂 二十一回猛子 これは『留魂録』冒頭にある歌である。 獄中にあった囚人吉田松陰が、門弟達に当てた書、『留魂録』が、塾生に伝わるように…と、直筆の書を用心のため…

吉田松陰の『留魂録』(りゅうこんろく)には、何が書いてあるの?(1)

『留魂録』が記されるまで…! 吉田松陰は、幕末の長州藩の志士であり、教育者でもあった。 10歳にして藩校明倫館(めいりんかん)で、山鹿流兵法(やまがりゅうへいほう)を教授したとされる。 兵学の後見人であった山田宇右衛門(うえもん)や山田亦介(ま…

広島原爆投下の日に思ふ!戦争とは何ぞや?(2)

戦争と祭り 広島が74年の「原爆の日」を迎えた昨夜、原爆ドーム前を流れる元安川では、犠牲者の鎮魂を祈る灯籠流し(とうろうながし)が行われた。 世界初の原爆投下を経験した広島。 この経験を本質的平和のためにどう活かすことができるのだろうか? 世界…

広島原爆投下の日に問ふ…戦争とは何ぞや?(1)

戦争形態の変遷とその実相 近世軍事学者クラウゼビッツは、戦争とは、政治とは異なる手段を以って行う政治の継続であると述べている。 またフランスの社会学者であり人類学者でもあるロジェ・カイヨワは、戦争を支えるのは、システムだけでなく、戦争に惹き…

ファントムペイン(Phantom Pain)って何なの?(2)

昨日は幻肢痛=ファントムペイン(Phantom Pain)について述べた。 失った腕であっても、痛みや痒みなど、恰もそこに腕が存在するごとくに感じるのが、幻肢痛の特徴であった。 然し乍ら、脳内のホムンクルス(小人)は実際の体に徐々に適合し、変化してゆく…

ファントムペイン(Phantom Pain)って何なの?(1)

「ケプラーの法則」を発見した天文学者ケプラーは、ヒトがモノを考える仕組みについて、「小人説」を提唱した。 人間の脳の中には小人がいて、その小人がモノを考えている…としたのだ。 「小人説」を提唱した人は、他にもう一人いる。 カナダのペンフィール…

上皇后陛下の御講演をまとめた御本『橋をかける』が意味する事とは何か?(3)

「いけにえ」となる者の本懐 上皇后陛下の心に残っておられる古代の物語に、ヤマトタケルの命(みこと)と弟橘姫命(おとたちばなひめのみこと)のお話があると言う。 そのお話は次のようなものだ。 ヤマトタケル命は弟橘姫命と共に、遠隔地で反乱をおこす者…

上皇后陛下の御講演をまとめた御本『橋をかける』が意味する事とは何か?(2)

辛さやかなしさの中を生きぬく為に! 上皇后陛下は先の大戦で疎開を体験なさっておられる。 疎開中に父上が疎開先まで持って来られた三冊の本があった。 一冊は「日本名作選」、あとの二冊は「世界名作選」だった。 この中にドイツの詩人で作家のエーリッヒ…