大晦(おおつごもり)に思うこと!
本日で令和元年が終了する。
思い起こせば、平成から令和への御代替わりがあり、今上天皇陛下の御即位に関する様々な儀式が、国内外で賑々(にぎにぎ)しく行われた。
この寿ぎの儀式が滞りなく行われた反面、台風による被害や様々な災害に見舞われた年でもあった。
また世界に目を向けると、多くの事件・紛争が起こり、地球温暖化による自然災害が頻発した。
日本にとっては、近隣の国々が悩ましい諸問題を提示してきた1年でもあった。
北朝鮮に対しては、トランプ大統領頼りで、何の手立てもなく、拉致被害者の帰還などままならなかった。
また中国の真意はいつまでたっても測りかね、恨(はん=恨み)の思想にどっぷり浸かる韓国には、日本は打つ手が無いようである。
またロシアも北方領土を手放すはずもなく…。こんな状況が、日本をどんよりとした空虚な空気で取り巻いている。
近隣諸国との関係の不安定さと共に、中東海域の不安定さ、米国の犬のような日本の「立ち居振る舞い」などなど…。
この日本の状況を「突破」するには、どうしたら良いのだろう?と考え込んでしまう。
更に今年は、AIが著しい発展を見せた。
来年2020年には、5G(第5世代通信網)が、世界中を駆け巡るであろう。
米国のGAFA(グーグル・アップル・フェイスブック・アマゾン)や、中国のアリババ・テンセント・ファーウエイなど大手IT企業が、世界の情報を支配してしまう可能性が浮上している。
ビッグ・データと呼ばれる巨人のようなデータの集積が、とてつもない富を生み出すと共に、各国の政治的思惑(おもわく)によって、個人のプライバシーが、意図も簡単に、踏み躙(にじ)られることもあるのだ。
実に恐ろしい時代に突入したものである。
明日は令和2年元日。オリンピック・イヤーの新しい年がやって来る。
せめて新しい年を迎えるにあたり、自己内省を自らに課し、世界の中の日本の役割を意識するのが良かろう。
今年は元旦から365日、毎日ブログを更新し続けた一年であったが、来年は、週に2日程度の更新をしたいと考えている。
また時には、詩や小説なども著してみようと考えている。
除夜の鐘を聴きつつ、煩悩を払拭すべく、心を整える夕べを迎えたいと思う。