2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧
「退位礼正殿の儀」における今上天皇陛下最後のお言葉は、 ・・今日(こんにち)をもち、天皇としての務めを終えることになりました。・・で始まった。 その中で、印象に残ったお言葉がある。 ・・即位から30年、これまでの天皇としての務めを、国民への深い…
麹町中学は、皇居の半蔵門から南西へおよそ400mに位置する公立名門中学校! 近くには、国会議事堂や総理大臣官邸をはじめ最高裁判所もある。言わば、日本の中枢機関が集中する重要地点に位置する公立中学と言う事ができよう。 ここの工藤勇一校長によって、…
次の一文を読んでくれるかな? I was quietly reading the paper in the café when suddenly this guy comes over, snatches the paper out of my hands, and starts screaming at me. [『ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力』:大西泰斗、ポール・マク…
「知る」は、文字や視覚・音声情報を用いて、何かを頭の中にインプットすること。 そのため、講義をうけたり、人と話したり、本を読んだり、インターネットで調べたり・・することで、「知る」ことは可能となる。 一方、「わかる」というのは、「知った」こ…
あと4日で「平成」から「令和」になる。この時、皇位継承の儀式の一つとして、「剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)」という儀式が行われる。 天皇陛下が「践祚」(せんそ・・天皇陛下が御位におつきになること。)される際に、「三種の神器」(さ…
英語には基本的に「未来時制」はないのじゃ。 英語の時制は、過去と現在があるだけ。 「Will」は、未来の意志を表すのでは無く、現在の「意志」あるいは「推量」を表しておる。 何かを買うために、店屋に行って、How much is it?と、聞けば、That will be 10…
現代はストレス社会。 毎日毎日ストレスはたまり続けておる。 ではストレスとは何か?これについて考えてみたい。 するとストレスの本源が、「脳の使い方」にある事が解ってくる。 「偏った脳の使い方」や人間の本懐からかけ離れた「ものの考え方」が、心と…
日本の中・高生は多忙な日々を過ごしておるようじゃ。 時間から時間へと、日々何かに追い立てられるように生きておる。 宿題は多いし、塾にも行かねばならん。 あまりの時間の無さに、自分をどこかに置き去りにして生きておる。 ようやく時間が出来たと思っ…
これは、詩人ユエナリスが、古代ローマの世相を揶揄し、詩篇中で使用した言葉じゃ。 時の権力者から無償で与えられる「パンとサーカス」・・すなわち「食糧と娯楽」。 これを大衆に与えることで、ローマ市民を政治的に盲目にさせる・・ことを、言い表してお…
最近では、「グランピング」などという洒落た造語が巷を賑わしておる。 これは、Glamorous―魅力的な・・と、Camping―キャンプとの造語で、テントなどのキャンプ道具一切が整っている上に、道具類やキャンプ場の設備のグレードが高い。 そういった、いわば人…
最近コンビニオーナーが、様々な事情を抱える中で、24時間営業にする必要があるのか、否か?ということが、社会問題化しておる。 そんな中で、実験的に営業を短縮する店舗も出てきているようじゃな。 人間誰しも、日々便利に、物質的に豊かになりたいがため…
伊勢の地で一番大事な場所は伊勢神宮と決まっておる。 外宮に豊受大神様。内宮には天照大御神様が、御鎮座されておる。 豊受大神様は、衣・食・住や産業を司り、天照大御神様のお食事も用意されるとか・・。 天照大御神様は、言うまでもなく皇祖神でいらっし…
「パリのノートルダム」は、ヴイクトル・ユゴーの著作で、日本ではかつて「ノートルダムのせむし男」と言う題名で一般に知れ渡っておった。 しかし、「せむし」と言うのが、差別的用語だとして今では、「ノートルダムの鐘」という題名になっておるようじゃ。…
人間にとって、自分の何か・・が、誰かの役にたっていたり、納得のいく仕事ができた時、生き甲斐を感じことは多いものじゃ。 ならば誰かの役に立つとはどう言う事を指すのか? 納得いく仕事をする為には、どうすればいいのか? これら全ての答え・・。それは…
4月15日フランス現地時間午後6時50分のこと。 1赤不動991年「パリのセーヌ河岸」と命名され、ユネスコ世界遺産に登録された「ノートルダム寺院」から出火。 火は瞬く間に広がり、一時間で、教会の尖塔(せんとう)が焼け落ちた。 テレビやインターネットを通…
いいことは自分に、困った事が起これば、他人のせいにする人は多い。 人間は弱いし、弱いが故に卑怯でもある。 救いようがないのは、卑怯である自分に、自分自身が気付かないこと。 人間は弱い精神(こころ)を持つ人であればあるほど、困った事が生じたら、…
誰しも一度や二度、心が折れそうになったことはあるものじゃ。 ついつい嫌なことを思い出し、その事によって再び心が折れてしまう・・。 一体何をしておるのか・・と、一人で負のサイクルにはまり込む。今度はこの負のサイクルによって、心は深刻な複雑骨折…
今年のゴールデンウィークは、今上天皇のご退位と、皇太子殿下の天皇即位の慶事が続く。 そのお陰で10連休という長いゴールデンウィークが約束されておる。 今上陛下がご健勝であらせられる状況でのご退位は、豊かで明るいゴールデンウィークを、國民が享受…
一口に「和歌」と言っても、広義の意味と狭義の意味がある。 広義では、長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)・片歌(かたうた)などの総称を「和歌」と呼ぶ。 これは漢詩に対して、上代から日本で行われた定型の歌を指しておるのじゃ。 狭義での「和歌」は、31音…
宇宙で最も重く、重力の強い天体であるブラックホール。 光を含むあらゆる物質を吸い込み脱出させない。ブラックホールとその影の存在が、画像という形で証明された。 これまで人類は、ブラックホールの想像図を目にしてきたことはあったが、それはあくまで…
今日、平成31年4月10日は、天皇皇后両陛下の御結婚六十年の目出度い日じゃ。 そもそも天皇陛下という存在は、世界や日本の泰平・繁栄のために「祈念し続ける」存在で、言わば日本國の大宮司のようなもの。 その点が他国の国王との決定的違いじゃ。 一般國民…
新学期、新しいクラスになって、知らない友達も多く、どう付き合ったらいいのか、戸惑いを覚えることじゃろう。 しかし心配は要らぬ。 誰でも始めは、相手のことが分からず、話す内容ひとつ取っても、試行錯誤している最中だから。 そんな事より自分で自分を…
4月8日はお釈迦様の誕生日。 釈尊の生誕を祝って、お釈迦様の誕生仏に、香水(こうずい)・甘茶を像の頭上から注ぐ法会(ほうえ)を、灌仏会というのじゃ。 ほかにも降誕会、仏生会、龍華会、花祭とも呼ばれておる。 釈尊誕生の際に、竜が天から降りて香水(…
4月は桜が咲き新入生を迎えて、どこの学校も新鮮で、初々しい新学期を迎えるのう。 初々しいのはいいが、新しい先生、新しい友達、新しい環境の中で、自分を見失いがちなのも新学期の特徴。 そんな時どうするのか?簡単なことじゃ。 自分自身を偽らず、堂々…
自分自身が、日々漠然と生きていると思うなら、漠然と生きている日常を俯瞰的(ふかんてき;全体を上から見ること。)視点で、客観視することじゃ。 何となれば、気付いているようでも、自分の本音に気付いていないのが人間の本性じゃ・・。 自分自身の漠然…
ありとあらゆる事象は、常に変化し、とどまることがないのう。 それが自然の摂理と言うもの。途切れることなき時間の連続性。 これに支配されて生きているが故に、人間の人生は儚(はかな)い。 人生は流れる川である。 この川はとどまることを知らない。 こ…
日本語というのは、細かな言い回しや人間同士の上下関係等々・・、微妙で繊細な言葉で溢れておる。 一言でおばさんと言っても様々じゃ。 両親の姉にあたる方なら、伯母さんになり、両親の妹は叔母さん。 小母さんと書けば、年少者がよその年配女性を、親しみ…
中学や高校に入って、自分が入りたいクラブを決める時、何かしらウキウキとした、心嬉しい気持ちがするもんじゃ。 若い時にしか手に出来ない、クラブ部活動を通じての体験や人間関係の親密さと言ったら、言葉ではとても言い表せないからのう。 それだけに、…
「令和元年」をあと1カ月で迎えることとなった。 元号の根拠となった『萬葉集』が編まれた頃、奈良の地は国際的に注目された都市であった。 今回の元号「令和」に纏(まつ)わる「梅宴」(うめのうたげ)は、大宰府にある大伴旅人(おおとものたびと)の自宅…
いよいよ、平成の次の元号が決まったのう。めでたい事じゃ! ところで「令和」というのは、日本最古の歌集『万葉集』から採られた元号。 今までの元号は、ほぼほぼシナの古典から採られておったが、今回ばかりは日本の国書から採られており、この点でも日本…