お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

英語でWillは、未来を表す助動詞ですよね。Willには、「意志」という名詞もあるけど、「未来」と「意志」は、繋がっているの?

英語には基本的に「未来時制」はないのじゃ。
英語の時制は、過去と現在があるだけ。
「Will」は、未来の意志を表すのでは無く、現在の「意志」あるいは「推量」を表しておる。

何かを買うために、店屋に行って、How much is it?と、聞けば、That will be 10 dollars.と、返事が返ってきたとする。
この場合、That is 10 dollars.でもよいが、「will」を用いた方が、より丁寧に感じるのじゃ。
10ドル!と言い切らずに、推量を入れる事で、柔らかく感じられる。

「Shall」も「Will」と似た助動詞じゃが、「Shall」の本質は、「何かをすることを負うている・・」ということ。
そういった意味では、「運命や天命」を表するのに、誠に都合が良い。

マッカーサー元帥は、 I shall return. と言った。
一方、映画ターミネーターでは、I will be back.という台詞があった。
前者は、神の御心のままに・・というニュアンスがあるのに対し、後者では自分の意志によって、戻ろうとする色合いが強い。

話を戻すが、「Will」はあくまで「精神の力」を表している助動詞だといえる。
心の力を用いる事で、まだ見ぬ状況を予測し、心の力によって何かを実現させる。

要は、個々人に訪れる「未来」の出来事に対して、「こうするぞ!」という強い意志の力のもとで、その出来事を引き起こす。
あるいは、「こうなるだろう!」と予測する力が、「Will」には宿っておるようじゃ。
よって、客観的視点にたち、「・・するつもり」という流れの只中にある「be going to」。
これよりも、強い意志の力が働く「Will」は、重宝される。

未来を牛耳る力は、「今・ここ」にある、強い意志の力だ・・という事が、いえるのではなかろうか?

自分の未来を自分自身の強い意志力で引き寄せて欲しいと切に願う昨今じゃ。