お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

何をやっても続きません。どうしたら良いの?

何をするにも継続力が必要じゃ。
勉強するにも、責任ある仕事をやるにしても、また日々の家事を、高いレベルで行うにしても、継続して始めて、今取り組んでいる案件の要諦を極めることができる。

ところが、肝心要(かんじんかなめ)となる継続力が不足するならば、物事は成就しない。
継続力とは、意志の力と忍耐力が重なり合い、そこに「艱難を凌ぐ心持ち」が秘められておる。

よって、継続力を身につける第一条件として、様々な憂いや心配事を忌み嫌わず、むしろそれらの患難を自ら求めていく・・。
その生きる姿勢が、日々の小さなことを大事にする姿勢へと伝播する。
その結果、知らず知らずのうちに、物事を継続する力が、身についてくる。
目立たぬことでも、継続して行うことで得られる、自分に対する自信というものが、何物にも代え難い力となって、自分を守ってくれよう。

第二の条件として、如何なることにも心を向け、心を尽くす事。
そうすれば、どんな状況にも柔軟に対処し、その時々に、正確で明確な判断を下すことができる。
柔軟な思考があればこそ、少々の変更や突発的事案にも平静な心情で対応できる。
そのお陰で、継続的に考えたり、行ってきたことを、中断することなくやりおおせる。

継続力とは、自らの力を信じ、自らを自らの手で鼓舞し続けることで、身についていく力なのじゃ。