何をやっても続きません。どうしたら良いの?
何をするにも継続力が必要じゃ。
勉強するにも、責任ある仕事をやるにしても、また日々の家事を、高いレベルで行うにしても、継続して始めて、今取り組んでいる案件の要諦を極めることができる。
ところが、肝心要(かんじんかなめ)となる継続力が不足するならば、物事は成就しない。
継続力とは、意志の力と忍耐力が重なり合い、そこに「艱難を凌ぐ心持ち」が秘められておる。
よって、継続力を身につける第一条件として、様々な憂いや心配事を忌み嫌わず、むしろそれらの患難を自ら求めていく・・。
その生きる姿勢が、日々の小さなことを大事にする姿勢へと伝播する。
その結果、知らず知らずのうちに、物事を継続する力が、身についてくる。
目立たぬことでも、継続して行うことで得られる、自分に対する自信というものが、何物にも代え難い力となって、自分を守ってくれよう。
第二の条件として、如何なることにも心を向け、心を尽くす事。
そうすれば、どんな状況にも柔軟に対処し、その時々に、正確で明確な判断を下すことができる。
柔軟な思考があればこそ、少々の変更や突発的事案にも平静な心情で対応できる。
そのお陰で、継続的に考えたり、行ってきたことを、中断することなくやりおおせる。
継続力とは、自らの力を信じ、自らを自らの手で鼓舞し続けることで、身についていく力なのじゃ。