御世替りの今年のゴールデンウィークをどう過ごしたらいいの?
平成から次の御世へと遷る「改元」の時期が迫っておるのう。
日本人なら、心して新たな御世をお迎えせねばならん。
そんな2019年(敢えて西暦で言うことにする。)のゴールデンウィークは、単に旅行したり、自分の趣味をやっているだけでは、すこぶる勿体ない。
この際、もう少し日本の成り立ちや文化について学んでみるのもよかろう。
最近は、日本の神話を知らん子供が増えておる。
高校生になっても、天照大御神様の弟神であらせられる素戔嗚尊(この表記は、日本書紀で、古事記では、須佐之男命と記す)の乱暴によって、天照大御神様が、岩屋に御隠れ遊ばす「天の岩戸」の物語すら知らない。
かつて、*トインビーは、「12、13歳くらいまでに、民族の神話をまなばなかった民族は、例外なく滅んでいる」と、言っているぞ。
親をはじめ大人達が、しっかりと日本の神話を次の代に伝承することで、日本人の根幹が身についていく。
今年のゴールデンウイークを、久しぶりに神話を読む貴重な時間と捉えてみたらどうじゃろうか?
* アーノルド・J・トインビー(1889-1975):イギリスの歴史家。人類の歴史を26の文明の興亡として捉え、その興隆と衰亡を論じた。日本を独立した一つの文明圏ととらえている。