お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

何か新しいことを始めたいのだけれど、いざやるとなると億劫になる。どうしたらいいの?

もうすぐ桜の季節じゃ。
初々しい心を思い出し、初心に戻り、自分を高める機運に、満ち満ちている。
自分を高めるには、「春」は一年で最もよい季節なのじゃ。
春が巡って来るのを好機と捉えて、何か新しいことを始めるのは、人生に彩りを添える意味でもよいことじゃのう。

ところが、新しいことをやると言うのは、実はエネルギーが要るもの。
そのために、思っているほど簡単には、新しい事に手がつけられずにいる御仁が多いのも事実じゃ。

そこで提案がある。
まず、三日坊主で良いから、新しいことに挑戦してみること
やらないより、やった方が後悔が少ない。
新しいことを手掛けて、嫌になったらしばらく辞めて、少し経ってまたやってみる・・・と言うのもいい。

また、「新しい事」が、思いつかない人もいるが、何も大層なことではなく、単純で簡単なことからやりはじめればいい。
今までは、年末にしか掃除しなかった、台所の換気扇の掃除を、一ヶ月に一度、日を決めて、一年続ける気持ちでやってみる。
あるいは、前から一度習いたいと思っていたドイツ語を、ラジオ講座で学んでみるとか・・。
但し、毎日講座を聴くのは荷が重いと思うなら、初めから、週二日だけ聴くようにすれば良い。
何でもいいから、負担にならない範囲内で、新しいことに挑戦する。
それだけで、毎日にメリハリがうまれ、愚痴も少なくなってる。

この場合一つだけ注意がいる。
それは、「自分が努力する」という条件を満たすこと。
贔屓にしているアイドルグループの公演に行くなどと云うのは、ナンセンスなのじゃ。
アイドル達の努力が結実したステージを観ても、自分が努力しないのだから、ステージを観ている時の喜びは持続しない。
よって、ステージの感動を得たいがために、また公演に行こうとして、中毒に陥ってしまいがち。
これでは、自分を高める機会が、限りなく奪われてしまう。
自らが努力で手にしたものでしか、真なる喜びに繋がらない。

先ずはこの春、何かをやり始めると云う「チャレンジ」を始めてみたらどうじゃろうか?