ブラックホール撮影成功のニュース!ブラックホールって何なの?
宇宙で最も重く、重力の強い天体であるブラックホール。
光を含むあらゆる物質を吸い込み脱出させない。ブラックホールとその影の存在が、画像という形で証明された。
これまで人類は、ブラックホールの想像図を目にしてきたことはあったが、それはあくまで想像上のこと。
想像図と現実的に撮影されたブラックホールとを比べると、実に画期的なことが起こった・・と感慨深いものがある。
アインシュタインの「一般相対性理論」では、天体の周囲で時空が歪み、光でさえ脱出できないとか。
光は秒速30万キロで進むから、もはやイメージすら出来ない、究極の宇宙神秘の話じゃ。
しかも今回撮影されたブラックホールは、5500万光年離れた「乙女座のM87銀河」の中にある、巨大ブラックホールだとか。
周りに漂うガスは、ブラックホールに吸い込まれる時に、明るく輝くので、これを撮影し、ブラックホールの存在を「円形の影」として浮かび上がらせたと言うこと。
国立天文台等が建設した、南米チリのアルマ望遠鏡や、南極等・・世界6箇所にある電波望遠鏡が連携して撮影したおかげで、地球サイズの巨大望遠鏡に匹敵する、高解像度の観測体制が整ったらしい。
そのお陰で、5500万光年・・則ち、5500年前の光を捉えて撮影された画像を、お茶の間でも観ることができたのじゃ。
今回のブラックホール撮影成功のニュースを見て、ドーナツの穴の証明を思い出した。
ドーナツの穴を証明するためには、穴を囲むドーナツを証明する事でしか、その穴の存在を現前化させることは出来ない・・などと考えてしまった。
いずれにせよ、これで宇宙へのロマンが一層かきたてられることは良いこと。
人生にロマンがあることで、自分の死後への期待も高まってくるからのう。