お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

私には何の取り柄もありません。生き甲斐も感じられません。どうすればいいの?

人間にとって、自分の何か・・が、誰かの役にたっていたり、納得のいく仕事ができた時、生き甲斐を感じことは多いものじゃ。
ならば誰かの役に立つとはどう言う事を指すのか?
納得いく仕事をする為には、どうすればいいのか?

これら全ての答え・・。それは、今の自分が、自分自身を楽しむ事が出来ているかどうか・・にかかっておる。
突き詰めれば、自分が自分を楽しむ事で、それが生き甲斐に繋がってくるというもの。

どうすれば自分自身を楽しむ事が出来るか・・?
先ず自分が楽しめて、尚且つ、他人様に迷惑をかけないことに着手するのがよかろう。

考えてみれば、自分を自分の手で精一杯楽しませる・・というのは、中々に難しい事じゃ。
何となれば、ゴールデンウィークの楽しみ方ひとつ取っても、他者からのサービス提供によって楽しめている事が多い。

美味しい料理、景色の良いカフェ、写真映えのするスポット撮影・・などなど。
これらの多くは、他者からの提供によって獲得された楽しみ方であるのう。
他者から提供された楽しみ方に、一捻り加える事で、自分独自の独創的楽しみ方が生み出されよう。

美味しい料理の何に自分は感動し、その料理によって自分の何がどう変容するか・・を考察したり、景色の良いカフェで詩を書いてみたり・・。
写真映えする場所での写真に、心温まる言葉を添えて、久方ぶりに両親に手紙を認めてみる・・とか。

自分にしか出来ない「何か」を求めて、楽しみ続ける努力こそが、自分の人生を、重層的且つ有意義なものへと導いてくれるはずじゃ。