幸せに生きるってどういうこと?
「幸せ」と呼ばれるものの姿形(すがたかたち)は、見えはせぬ。
なれど「幸せ」は、蹶然(けつぜん=地を蹴って勢いよく立ち上がるさま)と存在する。
その存在感たるや、目に見えぬが故に、鞏固(きょうこ=強くかたいこと)である。
何となれば、人は皆日々(ひび)「幸せ」をつかむために、生き続けねばならぬからだ。
一人一人の幸せが、寄り集まって、国の幸せとなり、国々が集まり、つながり合って、世界の幸せを形成する。
一人一人が、「幸せ」を自分の努力でつかむ。
このことを、幼き日より、体の芯に刻み込むことが肝要じゃ。
他者から巡る悪しきエネルギーをも、自分への褒美(ほうび)ととらえ、「幸せ」のエネルギーへと転換させる。
それができるか否かが、「幸せ」に生きられるかどうかの踏絵といえるであろう。