自分の利点がわからない。どうすれば自分の利点がわかるの？

自分に利点があるとしても、自分のこととなると、今一わからない…という。
そんな人が多いように見受けられるが。

ならば、自分の弱点はどんなことか？と問えば、「人前にでたら、上がってしまう。」「集中力が不足している。」「何事にも身が入らない。」等々…、弱点については、結構でてくるものじゃ。

今一度思い直してみよ。
自分にとっての弱点。これを克服しようとするエネルギー。これが素晴らしいんじゃよ。

もし、自分の利点がわからん場合は、自分の弱点を見つめる。
その弱点に、正面からぶつかろうとする<意志>を内在化させる。
それだけでも何かが変わる。必ず変わってくるものじゃ。

さらに、もう少しチャレンジ的人生を生きたい。
こう願う人ならば、弱点とおぼしき事の一つを、改善すべく、行動してみることじゃ。
間中、神経を使って、疲れるやもしれん。
なれど、あえて話しにくい人に話しかけるという「挑戦」をすること。
このことによって、自分の内面が、はなはだしく強化される。
良い形での<精神力>が滋養(じよう＝慈愛を以て養育すること。)されることとなる。

つまり、各人における利点というのは、より良い精神を高める作用が、各々の人間に備わっているかどうかにつきるのじゃ。
そう安々（やすやす）と、自分の利点を、他者に詳らか（つまびらか＝事こまか）に披瀝（ひれき＝心中の考えを包むことなく、うちあけること。）することなどできぬというのが結論じゃ。

人間は弱点だらけでどうしようもない。なれど、その弱点を克服するために、生まれて来ておる。