お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

お花見🌸の新しい楽しみ方ってありますか?

いよいよ花見🌸のシーズンが巡って来たのう。
とりわけ今年は、年号が変わる節目の年。
桜の下で宴会し、花見団子🍡を喰うのも感慨深いものじゃ。

最近では、花見の席で、バーベキューをするグループがおるなあ。あれは困りものじゃ。
そもそもBBQと花見は相性が悪い。BBQは、立って楽しむもの。
花見は、座って(座敷を作って、その上に正座したり胡座をかく)楽しむもの。
BBQは、煙をモウモウと出しても、人に迷惑をかけない、そんな海辺や人里離れた所でやるもの。
基本的には、単一グループで楽しむ閉鎖的催し物。

その一方で、自分が属さない、知らない人達のグループが、ひしめき合う花見。
他グループの楽しむ「笑顔を見て」楽しむ「花見」という催し物。
各グループが、楽しみつつ、他者が感じる楽しさを、桜を通じて共鳴し合う地場が、花見の地場じゃ。

知らぬ者同士であっても、偶然にも同じ時期に、桜の木の下に集い、何とも言えぬ柔らかい豊かさに満ちた「春うらら」を寿ぐ気持ちが、満開になる・・。
そういう「春が来た」目出度さが一つになって、人間同士が楽しみ合う訓練をさせてもらっておるのじゃ。

そういった意味では、今年の花見に、人間観察をしてみるとよかろう。
何やら陽気に歌を歌っている者、酔って眠っている者、楽しそうにお喋りに余念がない者・・等々。
様々な人間がいるであろう。

じっくり見ていれば、人間関係の複雑さにも気づかされるであろう。
気をつかって、上司に酒を注ぐものや、周りに忖度せずに、好き勝手に振る舞っている横暴な人もいる。
それをじっくり観察し、自分の生き方の参考にするのが良かろう。