お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

4月から新生活が始まります。不安でいっぱいです。どうしたらいいの?

ありとあらゆる事象は、常に変化し、とどまることがないのう。
それが自然の摂理と言うもの。途切れることなき時間の連続性。
これに支配されて生きているが故に、人間の人生は儚(はかな)い。

人生は流れる川である。
この川はとどまることを知らない。
こと「流れる」点においては、よどむことすらしない。
常に瞬間・瞬間の中に、全てが存在し、全てが息づいている。
無限の過去と無限の未来の間に、瞬間の現在が、無限の輝きを持って存在する。
そうありたいものじゃ。そして今この刹那は、過去へと、直ちに吸い込まれて行く。

毎日変化を恐れていては、この瞬間さえも失われて行く。
瞬間が失われることは、この世を生きていない・・と言うこと。
今この瞬間に全てを賭して、輝き続ける努力だけが、未来を生きることにつながるのじゃ。

新生活の心配などせずに、今を生きよ!そうすれば、必ず未来は拓かれる!