お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

消費税10%始まる!

消費税率が、平成26年4月以来、5年半ぶりに8%から10%に引き上げられた。
低所得者の負担軽減対策として、「軽減税率制度」と呼ばれる、酒類を除いた飲食料品の税率が8%のままとなった。

本日より8%と10%という二つの税率が共存する、極めてややこしい税制が始まったのだ。
同じ食料品でも店内で飲食する場合は10%となり、持ち帰れば8%のまま据え置かれる。

キャッシュレス決済に伴ってポイント還元も始まる。
政府が狙うポイント還元策は、現金を使わずに買い物をすると、来年6月まではポイントとして5%戻ってくるらしい。
しかし店舗の規模やその形態によって還元率が異なっており、ポイント還元自体も分かりにくい。
これに参加する店舗も、10月1日に間に合う店舗は、全店舗の4分の1ほどにとどまっているという。

様々な点で、多くの複雑且つ煩雑な問題を抱えてスタートした消費税10%時代。
今回の増税の税収で、幼児教育や保育の無償化ならびに、低所得の高齢者を対象とした「年金生活者支援給付制度」(最大月五千円・年間6万円)が始まる。
増収で見込まれる税収増加は年間およそ4.6兆円。
このうち2.8兆円が前述の社会保障に充てられ、残り1.8兆円が財政再建に充てられる。

ポイント還元などによって、消費者心理の冷え込みを防ごうとしている。
然し乍ら、前回8%へ増税した時も増税後の国内総生産GDP)の成長率が大幅に下がってしまった。

そうでなくても米中貿易摩擦が長期化している。
更にはホルムズ海峡を航海する油を積んだタンカー。
これを襲撃する輩をどうやって防ぐか?
これに対する有志連合問題もまだ定まっていない。
蛇足ながら日韓関係の冷え込みによって生じている経済問題も無視できない昨今である。

本当に今この時期に消費税を上げるべきなのだろうか?
とはいえ様々な思惑(おもわく)や問題を抱えたまま、令和元年10月1日、消費税10%時代に突入した。

三週間後に「即位礼正殿の儀」を迎える令和の時代。
この新時代はどんな走りをはじめるのだろうか?