74回目の終戦記念日を迎えて思うことってどんなこと?(1)
あの大戦から74年。時代は昭和・平成・令和へと流れ来た。
戦争体験者は徐々に少なくなっておる。
にもかかわらず、74年経ても尚、不穏な嵐がアジア上空を旋回し続けておる。
文在寅(ムンジェイン)政権は、トランプ氏に負けず劣らずフェイクがお好きなようじゃ。
彼は「韓国は戦勝国だ」というフェイク・ヒストリーに立脚し、昭和40年に結ばれた「日韓基本条約」など完全に無視しておる。
将又、解決済みの慰安婦や徴用工問題では、噴飯(ふんぱん)ものの論理を展開する。
これに乗る韓国の人達の気持ちには全く同意できぬ。
また香港も大荒れに荒れておる。
香港にほど近い深州に重武装の部隊が集結済みとか!
あの悪夢の「天安門事件」を彷彿とさせる事態が、再現されねば良いが…。
しかし香港市民の気持ちは充分理解できる。
中国本土の考え方次第で、誰でも犯罪者に仕立て上げられ、中国にしょっ引かれる法律なんて…ゾッとする。
事と次第によっては、中国に入った途端、簡単な裁判の後、直ぐ処刑される事もあり得るのだから…。
それにしても気味が悪いのは、北朝鮮の情勢だ。
トランプ氏から「花押付き文書=お墨付き」をもらったかのごとく、短距離弾道ミサイルの発射実験を繰り返しておる。
このミサイルの射程は九州にも及ぶから、日本としては到底許し難い蛮行(ばんこう=野蛮な行為)である。
にも拘らず、日本国内でも
「本日、北朝鮮の短距離弾道ミサイルが2発発射された模様です。云々…」
程度の報道がなされ、
「それでは隅田川花火大会についてお知らせします…」
と言った、明るい?話題へとニュースが流れて行く。
日本という国は、国という体裁すら整えていないのではないか?と、疑わしく嘆かわしく思えてくる。
こんな状態で、拉致被害者の早期帰国を促すことなど到底出来はしまい。
抑(そもそも)拉致被害者が彼の地に連れ去られて、数十年も経っておるのだから、既に早期解決などできてはおらぬが…。
いずれにせよ、米朝交渉を引き延ばす北朝鮮は、自ら核兵器を手放す事などあろうはずも無い。
そんな北朝鮮に擦り寄っていく文大統領。
もし朝鮮半島が統一されたら、核兵器を保有する巨大な反日国家が、日本の目と鼻の先に誕生する事となる。
日本の平和と安全に大きく貢献してきた「日米安保体制」に対して、トランプ氏は疑問を投げかけ続けておる。
これは一般の米国人には受け入れられやすい考え方だ。
北朝鮮の短距離弾道ミサイル実験を、トランプ氏が容認した事実は、「日米安保体制」にヒビが入ったことを意味する。
ならば、今まで「日米安保条約」に頼り切った日本の防衛は、先ずどうすればよいのであろうか?
何よりも「自分の国は自分で守る旨」を憲法に記さねばならぬ。
先の大戦で、日本は一般市民を含めると、310万人もの尊い命を失った。
かるが故に、安全保障体制の再構築を早急にやらねばならぬ。
「自らの命は自らが守るのだ!」と言う強い意志に立脚しなければ、「日米安保条約」すら、死に体(しにたい)となる。
日本国民自らが日本の安全を死守する精神を持つこと。
これこそが、アジア全体が平和への道を歩む第一歩となる…と言って過言では無いのじゃ!