誰かを責めたくなったら?
少し心を休ませるべし。
自分の心が病んでいて、他人の心ない一言やふるまい、言動が、死ぬまで許せなくなる。
あるいはいつまでも気になって仕方がない。
こんな時、自分が責めたくなる相手の心肝に、取り込まれてしまっておる。
まず何よりもそんな混濁の中から、自分自身を救い出さねばならぬ。
誰かを責めたくなった時、それは明らかに、責めたくなる相手の心肝に、憑依されておる。
だからこそ、自分を取り戻すために、自分の本来の名前を言ってみよ。
フルネームで叫んでみる。クリスチャンネームや本名以外に名前を持っている者は、その名前も叫んでみよ。
十回から三十回、自分のフルネームを言っているうちに、何かしらの変化が表われてくるぞ。
少なくとも、以前より責めたい相手への責め方がやわらぎ始めるから不思議じゃ。
うまくいけば少し嬉しくさえ思えてくるものだ。