お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

財布を落とした高校生に6万円渡した方とその高校生が再会し、お金を返したとか!凄く良いニュースだけど、このお金を警察に届けた人が居て、無事にお金が戻ってきたみたい。寧ろ財布ごとお金が返ってきた事に感動するのは私だけなの?

与那国島に居た親戚のおじさんの葬式に参列しようとした沖縄の高校生。
その彼が航空券代6万円が入った財布を無くした。
高校生が困っていると、見ず知らずの人が声を掛け6万円を渡してくれた。
二人は時間がなかった事もあり、連絡先を交換する事なく別れてしまった。
奇特な方の6万円のお陰で、無事に葬式に参列できたという。

高校生はお金を渡してくれた方の連絡先がわからなかったので、この一件を地元の新聞社に相談した所、この奇特な方を探し出すことが出来た。

5月21日二人は沖縄で再会し、高校生は6万円をお返しした。
高校生からは文鎮を(自分で相手の方の名入れをしたらしいが…)、お金を貸した方からは財布がプレゼントされ、めでたしめでたし…となった訳じゃ!

「良い話だな…。」と思うと同時に、心ある大人であればこう考えるであろう。
「もし自分がお金を渡す側の人間だったらどうするだろう?」と。

将又、考える人はほとんどなかろうが、
「もし自分が高校生ならどうするだろうか…?」
と考えてみる事もあるだろう。

更にこの話には素晴らしいオマケがついている。
それは高校生が無くしたお金が見つかったと言うオマケ…が。

この一件は様々な教訓を含んでおる。
次の10点について、皆も一度考えてみてはどうかな?

1つ)見知らぬ高校生らしき人物に、大金を渡しても良いのか?
2つ)お互い名乗りをあげていないのは何故か?
  とりわけ高校生は何故お金を貸して下さった方との連絡方法を模索しなかったのか?
3つ)何故医師は周囲の人の言葉によって、忸怩たる思いになっていたのか?
4つ)高校生は何故財布を落としてしまったのか?
5つ)高校生は何故葬式後に、返金のための行動を起こしたのか?
6つ)医師は何故お金を貸したのか?
7つ)二人の再会シーンの現場には多くの報道陣が殺到していたのは何故か?
8つ)高校生は財布の紛失に気付いた際、何故頭を抱え込んだままでいたのか?
9つ)何処かの誰かが6万円を届けてくれたが、この点についての報道各社の報道姿勢をどう感じるか?
10)お金が無くて、この高校生と遭遇したら自分はどう行動すると思うか?

以上10点について、次回考えてみる事にする。