お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

今年は全国で「竹の花」が一斉に咲いているとか?どうしてなの?

竹は「木」なのか「草」なのか、それとも違うものなのか?未だに結論が出ておらぬ。
そもそも竹は、花を付ける植物だったのか?これも大いなる疑問である。

モウソウチク」は67年に一度、「ハチク」や「マダケ」は120年に一度しか咲かない…と言われておる。
無論周期がわかっていない種類も多い。
竹はその成長段階の最後に花を咲かせる。
花は種となり周囲に散って子孫を残し、その後は枯れ落ちて「竹の一生」が終わる。

「竹の花」が「不吉の前兆」とも取られるのは、品種によっては、一人の人間が、その花を見る事なく、人の生を終えるほどの珍しい出来事だからであろう。

又地下茎でつながっている「竹林」は、全ての竹が、一本に繋がっている場合もあり、一箇所の「竹林」で一斉に花が咲き、「竹林」全体が枯れて死んでゆくこともある。

たとえ「竹林」全体が一本に繋がっていなくとも、花を咲かせ枯れていく竹の近くに植わっている別の竹が、枯れて行く竹に同調する事で、一緒に枯れてしまう事もあるらしい。
「竹林」が丸ごと消失するため、これが元に戻るのに10年から15年かかるらしい。

「竹の花」が全国レベルで開花しているのは、地球温暖化に伴う異常気象が、開花状況や開花環境に影響を与えているとする学者もいる。
然し乍ら実際のところは、「竹の花」が何故全国で開花しているかについて確たることは分かっておらぬ。

令和が始まり、新しい時代が動き出しておる。「竹の花」は、これを象徴する稀有なる現象かもしれぬのう。