お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

クリスマスに寄せて!!(1)クリスマス菓子について教えて!

クリスマスに欠かせないのが、世界中にある伝統的なお菓子。
中でも、フランスの「ブッシュ・ド・ノエル」やドイツ菓子の「シュトレーン」、イタリアの「パネトーネ」・英国の「クリスマス・プッデイング」などが有名である。

ブッシュ・ド・ノエル」は、「クリスマスの薪(たきぎ)」という意味で、薪や切り株の形をしたケーキのこと。

どうしてこの形になったのか?というと、リトアニアの神話に、前年の薪の燃え残りの灰が、火傷(やけど)の薬や火事・雷除(かみなりよ)けの呪(まじな)いになった…という話があって、ここから発想されたケーキだと言われている。

上に飾られている茸(きのこ)型のお菓子は、生命の誕生を表現し、キリストの生誕をなぞっているらしい。

次にドイツ菓子「シュトレーン」は、「坑道(こうどう)=炭鉱や鉱山の坑内に作った通路のこと」という名の通り、トンネルのような細長い形をしている。

これはイースト菌を加えて作るお菓子で、ドライフルーツやスパイスを生地(きじ)に練り込み焼き上げている。

表面にはたっぷり粉砂糖がまぶされていて、これは幼子(おさなご)イエスが、「産着(うぶぎ)で包まれている様子」を表現しているのだという。

イタリアの「パネトーネ」は、自然酵母「パネトーネ種(だね)」を用いたパン生地に、ドライフルーツ・ナッツなどを練り込んで焼き上げたもの。

どうしてパネトーネ種を用いるのか?というと、パネトーネ種を用いることで、長期保存ができる為、クリスマスプレゼントとして、国内各地はもとより、海外にも送ることができるらしい。

最後の「クリスマス・プディング」だが、これはドライフルーツや牛脂・果物の皮などを練り込み、型に入れ、そのまま寝かせてクリスマスの日に蒸すという。

英国では、各家庭のオリジナル・レシピがあるらしい。
プディングを作るプロセスの中に、お呪(まじな)いをするなどの「儀礼的要素」もあるようで、英国では、このお菓子に対して、並々ならぬ思い入れをする家庭が多いようである。

世界各国に伝わる様々な「クリスマス菓子」を楽しむことで、日本に居ながらにして、各国のクリスマスを楽しむ事が出来るように思う。