クリスマスに寄せて!!(2)クリスマスの飾りについて教えて!
クリスマスと言えば、クリスマスツリーを飾る…と、相場は決まっている。
1605年ツリーが飾られたという記録が、フランスに残っている。一説には、十六世紀にマルチン・ルターが始めた…とも言われている。
クリスマスツリーには、モミの木などの常緑針葉樹(じょうりょくしんようじゅ)を用いる。
常緑針葉樹は、一年を通じて緑色を帯びた葉をつける樹木で、「永遠」を標榜すると共に、「太陽と生命」のシンボルだとされている。
更に、クリスマスツリーの飾り付けをするのは、「天使」の仕事だとされ、「天使の髪の毛」に見立てた「銀の糸」を、ツリーの飾り付けの最後に、上から円を描くようにかけて飾るのが正式な飾り方だ。
クリスマスツリーを用意するのは仰々(ぎょうぎょう)しい…と言う事で、「クリスマスリース」を飾ることがある。
輪は「永遠」を意味し、「新年の幸せを祈念する…」という意味を持つ。
西洋柊(ひいらぎ)の赤い実や松ぼっくりは、「収穫のシンボル」として、古くから連綿と受け継がれている。
また神聖な雰囲気を醸(かも)し出すクリスマスキャンドルも、クリスマスの定番アイテムである。
キリストとは「救世主」を意味し、「世の中を照らす光」であることから、キリストの「愛」を表現するキャンドルを灯すことは、重要な意味を持っていると言えよう。
このようにクリスマスを彩る様々な飾り付けを通じて、視覚的にキリストの愛を体現する工夫がなされているようだ。
クリスマスを演出する飾りを少し楽しむだけで、心がほっこり和やかになる気がする。