お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

心がけが良いということ

話のわかる人、わからない人、相手の気持ちを理解しようとする人、しない人。
他人と打ち解けやすい人、打ち解けにくい人。

相反する評価が下されれる二人の人物がいるとする。
話のわからない人よりわかってくれる人の方が良いだろうし、相手の気持ちを理解してくれる人の方がそうでない人よりつきあいやすい。
まして初めて顔を合わせた時に打ち解けにくい人がいると、かなり気を遣う。

しかし友人としてつき合う相手は、人間として心がけが良いか悪いかで判断し、選ぶべし。

「心がけの良い人」というのは、他者に対して相対的に生きている人ではないぞ。
自分の心に対して正直に、真っ当に向かい合っている人のことをいのじゃ。

他者と自分との関係を重く見すぎていると相対的になり、時に相手によっては振り回されてしまう。
だから、自分の心に直っすぐ、真っ当に向かい合う「心がけの良い人」とつき合うよう心がけるべし。

何より自分自身が「心がけの良い人」になるべし。
そうすれば、毎日毎日他人のことでびくびくする必要もなくなるぞ。