お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

英語の単熟語を効果的に覚えるやり方を教えて!(2)

昨日に続き『キクタン』を使った脳のトレーニングとしての「英単熟語記憶」のやり方について話したいと思う。

英語の音声を耳でキャッチすることは、〈音声言語〉が入力されることを意味する。
次にそれをリピートする事で、再度〈音声言語〉が入力され、音声を聴きそれを真似て、自分自身が繰り返し発声した言葉を書きとる事で、〈文字言語〉を出力する事に繋がってゆく。

キクタン』を活用したこのトレーニングでは、上記のような〈音声言語入力〉〈音声言語入力〉〈文字言語の出力〉…というこの繰り返しを数分間、将又数十分間繰り返すトレーニングである。

現在の脳科学では、各人の脳内における〈音声言語〉と〈文字言語〉各々のネットワークは、独立していると考えられているらしい。
よってこのトレーニングは半ば強制的に、〈音声言語〉〈音声言語〉〈文字言語〉への入力の切り替えを、凄まじい勢いで行なうハードワークだといえよう。
〈音声言語の出力〉は、前頭葉のブローカ野とつながっており、常に脳を動かし、音声と文字それぞれの〈言語ネットワーク〉へのスイッチの切り替えを行う事で、脳をフルに働かせることになると考えられる。

そのうちに耳でキャッチした音から単語のスペルが想像できるようになり、例え知らない単語であっても、容易に単語を書けるようになってくる。
ちょうど「フォニックス学習」の反対のやり方で、音声を頼りにして単語を創り出す力が身についてくるように思う。

不思議なもので、知らない単語でも、スペルが書けるようになると、日本語の意味も覚えやすくなる。
これはまずその単語を耳で聴いて、聴いた音を文字化するプロセスの中で、意味が理解できる土壌が出来上がっていると考えられる。

東北大学未来科学技術共同研究センター教授の川島隆太氏によれば、〈音声言語の出力〉と関係があるとされるのは、前頭葉「ブローカ野」で、ここは音声の言葉を創り出すだけでなく、文法などの統合構造を解析するということもわかってきているということだ。

誰かの話し言葉をキャッチすると、側頭葉の上方にある「聴覚野」に言葉が入る。
この言葉は、側頭葉上方の後ろにある「ウエルニッケ野」に送られ、ここから頭頂葉を通過し、前頭葉の「ブローカ野」に送られ、そこで初めて言葉として理解できるらしい。

ただし『キクタン』トレーニングのように、単語だけの場合は、「ウエルニッケ野」で止まっても理解できるらしい。

よって時には、文章となった英文をデクテイーションすることも重要だと考えられる。
その際には、テキストにある例文を、自らが二回音読・暗記し、もう一度上を向いてリピートした後、暗記した文章を書きとることで、「ブローカ野」を刺激するのではなかろうか?

明日は、「真学舎」で〈ピリッツア〉と名付けた、意味不明の音声と脳力アップについて考えてみたいと思う。