お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

皇統における「男系男子」承継の本質的意味を教えて!(1)

令和元年11月19日のこと。
「日本の尊厳と国益を護る会」という、自民党国会議員からなる有志グループが、安倍晋三首相に、「皇位継承の安定への提言」というのを直接手渡したとう言う。

彼らが申し入れした提言は次の4点である。

⒈男系を守る。
女系天皇を断固認めない。
⒊現在の皇位継承順位は変えない。
旧宮家の男子が後続に復帰できる様、皇室典範(こうしつてんぱん)の改正を行う。或いは、特例法を制定する。

まず一番目の「男系」を守る点だが、天皇家は代々男系で繋がれてきた。
男性しか持たない「Y染色体」を、ほぼそのままの形で継承していると言う訳だ。
(Y遺伝子は存在しない。遺伝子は、染色体上に存在する)性染色体は、男性は「XY」女性は「XX」となる。
息子は父親から「Y」を譲り受けるので、父親側にある「X」は受け継がない。
よって母親由来の「X」を受け継ぐのである。

「性染色体」は対となり、相方がある染色体なので、生殖細胞ができる時に、「交差」と言う現象が起きる。
これを頭に入れておく必要がある。
途中に切れ目が入り、中身を「一部交換する」と言う訳だ。
この交差により、世代を経るに従い、本人の遺伝子がそのまま継承されることが少なくなり、「X」や「常染色体」は、徐々に薄まっていく。

然し乍ら、「Y」については交差が起きない。
父から息子へ、またその息子へといった「男系」で継承する限りにおいては、全く薄まらないのである。
極端なことだが、「神武天皇」や歴代天皇の「Y染色体」を、今上(きんじょう)陛下並びに、秋篠宮皇嗣(こうし)殿下、悠仁(ひさひと)親王殿下が受け継がれていると言う訳である。

科学的根拠など説明できるはずもない「古(いにしえ)」より、我々日本人は、直感的に、「男系男子承継」を護り続けてきたのである。
この事実に思いを致す時、これまで連綿と継続してきた習わしを、無闇に放棄すべきではないと考える。

次に2つ目だが、もし仮に愛子内親王殿下が誰かと結婚され、誕生したお子様が次の天皇になられたら、日本初の「女系天皇」となる。
過去には、女性天皇が10代8方いらっしゃった。
この方々は皆、次期天皇が決まらない場合と、次の天皇になる予定の方が、まだ幼くていらっしゃる為、あくまで中継ぎとして即位なさっている。

故に、どの方も生涯独身であったり、未亡人でいらっしゃったのだ。
よって、天皇になられてから、御子を出産されることはなかった。
よって、「女系天皇」は誕生せず、「男系男子」が死守されたのである。

ところが、女性天皇を認めた場合、女系天皇が登場する。
その場合「女系天皇」は、「女性天皇」の夫側の子供として認識される。
即ちこれによって「王朝」が、変わってしまうのである。

明日も引き続き「男系男子」の必要性について述べたいと思う。