お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

自己存在を確固たるものにするにはどうすればいいの?②-タルムードから学ぶこと-

ユダヤ賢者の口伝伝承を総括した、膨大な書物が、「タルムード」である。
ユダヤの民が民族的に強固なのは、ユダヤ教徒特有の宗教観や信仰意識を、現実生活の中に取り入れ、実践し続けておるからじゃ。

自己存在を確固たるものにするには、このタルムードの考え方も参考になるのう。
タルムードには、
・自分のことだけ考えている人間は、自分である資格すらない…とか、
・賢い者は、自分が何を話しているのか知っており、愚かな者は、自分の知っている事を話す…
等々、多くの格言も載っていて、ありとあらゆる方向における人間の生き方が示されておるのじゃ。

要するに、ユダヤの民はタルムードを通じて、人として生きる哲学を身につけるということ。
しかもその哲学は実践的で、皆に理解され易く、1500年もの長きにわたって連綿と受け継がれてきておる。

自己存在の根っ子を自分のものとするためには、「生きるための哲学」が必要なんじゃよ。

日々内省し、本を読み又内省する。
これを繰り返す中で、自己存在の根幹に触れ、徐々に自己の存在を確立できるようになるんじゃ。