お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

集中力がない!どうすれば、集中力が身につくの?

集中力がなければ、すぐに気が散って、仕事や勉強がはかどらない。
それだけでなく、時間を浪費し、自分自身も疲弊するのう。
しかし集中力は、一朝一夕には、身につかぬもの。
相当に好きなことであれば、苦にせず集中することができるが、人間生きておれば、必ずしも好きなことばかりやれるわけでもない。

そこで一つ試してほしい「集中力アップ法」がある。
「おりん集中法」じゃ。
仏壇に置いてある、あのおりんを使って、集中力を高めるのじゃ。

先ず、おりんを用意する。
次にリラックスして座る。
はじめのうちは、好きな座り方で良い。
慣れてくれば、半跏趺坐(はんかふざ)で、ゆるりと座る。

自分が座った前方に、おりんを置き、一つ叩いてみる。
おりんは、最初は大きく響くものの、次第に小さくなり、かすかになって行く。
そして、音がすっ・・と消える。

その瞬間、何とも言えない「無」の状態が訪れる。
おりんの音色の余韻を残しつつ、名残惜しそうに、りんの音が消え去る刹那。
無声の世界が広がってゆく。
これを数回繰り返す。

この訓練を日々行うことで、徐々に集中力がつく。
それだけではない。
自己内省力も備わってくる。
一種の瞑想状態に入っていくのじゃ。

集中力とは、まさに瞑想状態に突入し、今、自分自身がやるべきこと、考えるべきことと深く関わり合い、対峙する力なのだから。
一度試してみて欲しいのう!