お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

どうすれば緊張せずに試験を受けられるの?

入試や資格試験はもちろんのこと、大学の前期・後期試験等々、試験と名がつけば、ことごとく緊張する人がおるな。
試験で緊張するのは、押し並べて自分を見失っておる場合が多いんじゃ。
中には、試験に対して全く自信がなく、試験当日、自分で自分自身を緊張させる者もおる。
「パニックになって、試験ができなかった。」
という、言い訳をする場合がこれにあたる。

この言い訳については、複雑な心理があってな。意識では言い訳するつもりがない。
しかし無意識では、心のバランスを保つために、言い訳を御膳立てしとるんじゃ。
いずれにせよ、緊張という名のガードで、フル装備してしまうと、自分自身を完全に見失ってしまうのう。

人間何がかなしいか…といって、自分を見失うことほどかなしいことはない。
自分を見失わないためにどうするか?意外に簡単な方法があるんじゃ。

それはまず、ゆっくり目を閉じて、リラックスして座る。
そしてゆっくり呼吸する。この時息を吐くことを意識すると、深く息ができる。
どうしてもリラックスできない場合は、二度ほど全身に力を入れてみる。
もうこれ以上力を入れられない…と思う位、力を入れて脱力する。
すると、体の力のぬき方がわかる。

こうして体をリラックスさせたあと、目を閉じるか、目を半眼にして次のことを心の中で言ってみる。
声を出しても良い情況ならば、小さな声でぼそぼそと、生年月日、住所氏名を次のように言うのじゃ。

『私は平成〇〇年〇〇月〇〇日生まれの〇歳で、兵庫県神戸市〇〇に住まう赤黒不動尊です。』

これを最低30回言ってみる。できることなら、4~50回唱えてみるとよいな。
こうするだけで、何だか自分が、世の中から認証されているようで、心なしか落ち着く。
実際にやってみると、思いの外、心が安定してくるから、やってみられよ。