お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

吉野氏 ノーベル化学賞受賞!(2)

昨日は吉野氏の「ノーベル化学賞」受賞で、日本中が喜びの渦に包まれた。
吉野氏が小学生の頃読んだとされる『ロウソクの科学』が、中々手に入らない状況に陥っているらしい。

日本人ノーベル賞受賞者は、これで24人目となった。
外国籍の日本出身者を含めると27人となり、世界第7位である。
今世紀の自然科学部門に限れば、日本人の占める人数は、米国人68人、英国人16人に次ぐ第3位の15人である。

2008年と2014年に「物理学賞」を受賞した南部陽一郎氏と中村修二氏のお二人は、米国国籍のため米国人として数えている。
このお二人を日本人受賞者に加えれば、英国を抜いて堂々の2位となる。

ところがこの所、心配な状況が浮上している。

2017年3月号の英国の化学雑誌『Nature』では、日本の化学論文数の国際シェアの低下を分析し、日本の化学研究力低下を指摘している。
実際に、世界の化学系論文数は、年々増加し、1981年には約40万件だった論文が、2015年になると、140万件を数え、34年前と比べておよそ3.5倍にもなっている。

にもかかわらず、日本だけが1990年後半に横ばいになり、それまでは論文数世界第2位を誇っていたものの、2013年以降では論文数が減少しているのだ。

研究に関わる人達が日頃から感じている事として、各国のノーベル賞受賞者数と、25年前の被引用論文数シェアが相関関係を保っている…と言う事実があるという。

これを鑑みた時、今後日本に代わって台頭するであろう国は中国だという。

我が国日本は、今何をすべきなのか?
それは25年後、50年後、100年後を見据えた、大局に立ち、自然科学を初めとする様々な学問領域に、絶大なる投資をすることではなかろうか?。

「小人閑居して不善を為す!」ではないが、何の努力もしない人間ばかり相手にしていては、一国は成り立って行かない。
そればかりでなく、日本が世界に対して、世界的規模での貢献が出来なくなるのだ。

全世界の人々が、携帯を所持出来るようになった昨今!吉野氏が為したことが、如何に偉大な事であったかが納得出来る今回の「ノーベル化学賞」受賞。

この慶事に心底より祝杯をあげたい…と思う。