お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

自分の脳を愛する事(3)

昨日お話しした瞑想のやり方だが、少なくとも、ゆったりとした服装、或いは体を締め付けないようにして「腹式呼吸」をじっくり行う。

目を半眼にして口から悪しきものがスーッと出て行くイメージをし、これをすべて吐き出す。
吐き切ったら、鼻からゆっくりと息をする。これを数回行う。

次に自分の名前を繰り返し心の中で言いながら、『両手両足が重く温かくなるー』と、小さな声を出しつつ腹式呼吸を五回程度行う。
続いて今自分がやりたい事やなりたいものを、明確に・ありありとイメージする。
このイメージをする間中、腹式呼吸を続けて名前も言い続ける。これも五回ほど行う。

最後にやりたい事が出来、なりたい自分になれた事を喜ぶ自分自身をイメージしながら、腹式呼吸を五回行う。
この時も自分の名前を唱えつつイメージすると良い。

以上は瞑想の一つの方法だが、他にも様々な瞑想法がある。
何れの瞑想法も、究極的には、自分自身の錆(さ)びついた「内奥の扉」を開くことで、自分自身の「脳」を大切にすることに繋がっている。
腹式呼吸をし、より良いイメージを日々継続することで、自分で自分の「脳」をコントロールすると共に、「脳」に栄養を与える事になる。

次に、昨日と違う新たな発見や小さな挑戦を一つ(以上)すること…が、「脳」を愛する事につながる…と述べた。

兎にも角にも「脳」と言う臓器は、新しい事にどんどん挑戦し、昨日と違う自分を形づくる事を好む。
やり慣れた事に対しては、直ぐに飽きてしまうようだ。

例えば家から職場までの道順を変えてみたり、靴の履き方を変えたり(いつも右足から靴を履いていたら、敢えて左足から靴を履くとか…)、歯ブラシを持つ手を変えたり、鉛筆を持つ手をかえたり…等、日頃のちょっとした動作・行動・考え方を意識的に変えることで、「脳」は新鮮なエネルギーを獲得する。

また喫茶店に入って、日頃は決して頼まないメニューを頼んでみたり、殆ど読むことの無い英字新聞を読んで見たり…等、少し考えるだけで、日頃の慢性的な日常に、軽い刺激を与えることで、「脳」は一服の清涼剤のような心地よさを甘受することだろう。
普段は決して見ないジャンルの映画や音楽を観たり、聴いたりするのもよい。
兎に角、日々何かしらの刺激を「脳」に与える事が必要である。

日常のルーティーンと共に、「脳」に与えるちょっとした刺激とのコンビネーションが、日常を豊かにし、「脳」を活性化してくれるに違いない。