お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

「タイム・プレッシャー」って何なの?

「タイム・プレッシャー」とは、一つ一つの自分の行動なり、作業に、制限時間をもうける事をいう。
所謂(いわゆる)自分の脳に負荷をかけることで、脳力を引き出すやり方のこと。
学びに習熟していない人は、脳に負荷をかけるやり方を知らないと言える。

脳は、一人の人間が誕生してから死に至る刹那まで、常住、刺激を求め続ける臓器であり、よりハードな刺激を要求する存在である。
よって常に自分の実力の110%・120%・130%と言う具合に、脳に「自分のキャパシティ以上の負荷をかける事」が、最重要事項となっている。

では具体的に自分の脳に負荷をかけるには、どうすれば良いか?と言えば、自分の作業に負荷をかける「タイム・プレッシャー」が、最良の方法の一つだと言える。
「タイム・プレッシャー」をかけ続けて勉強するうちに、勉強回路が形成され、持続力や集中力を鍛える事ができるようになるのだから。

ここで重要となってくるのが、「人から強制されない…!」という、自分の意思と意図による「タイム・プレッシャー」を企図することである。

常に自分自身で脳を「セルフオーガナイズ」しつつ成長させるのだ…という自覚が、本人自身にあるかどうか?が問われる。
今までの教育では、表面上の学習法や学習内容についての様々な取り組みはあったものの、「自分の脳」に直接的にアプローチする姿勢が定まらず、個々人の「脳力アップ」の源泉が、自分自身に委ねられている…という考え方に至らなかったのである。

人から強制されて勉強したとしても身につかない…あるいは、効果が低いことは周知の事実である。
自らの脳を訓練し、脳を練磨出来るのは、自分自身だけであり、脳力アップの責任者は自分自身にある!という究極の事実に、一刻も早く気付き、脳力アップ出来る人間が、次世代を担う力となるだろう。

まさに世界中の人々が、普(あまね)く有する個々人の「脳」こそ、最大且つ最良で無尽蔵なる天然資源なのだ。
前述の如く、この脳から力を引き出すための最短の方法の一つが「タイム・プレッシャー」だといえよう。

他人からの強制を極力避けつつも、意識的に「タイム・プレッシャー」を勉強に取り入れる事で、これ以上早く解けない…という限界を超克していく。
さらに早くやろうと試みる、高度な「負荷」が課せられる学習(行為)を行うと、個々人の脳は、この上ない満足感に満たされ、脳力が一層アップするに違いない。
これを限りなく繰り返すことで、どんどん脳力が上がっていく。

日々「タイム・プレッシャー」を楽しみ、究極の脳力アップを継続したいものだ。