お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

お正月の「三ヶ日」の過ごし方について教えて!

今年もあと一週間余りとなった。気になるのは、年末年始の過ごし方。
まずは近隣の神社仏閣に、誠心誠意お詣りすること。除夜の鐘はご存知の通り、新年を迎えるにあたって、108つといわれる煩悩を祓い、自分自身をオールクリアにするもの。

お寺で除夜の鐘を聞き、清浄な心を取り戻す。
その心持ちのまま年が明けたら、日頃お世話になっている氏神様に、心を込めて御礼申し上げる。
あとは日頃から心に留めている神社に、好きなだけお詣りするといいだろう。

その上で、日頃とは違う雰囲気の中、勉強と向き合うととても楽しい。
受験生は、放っておいても勉強するだろう。《しない受験生もいるが…》
受験と関係ない人ほど、お正月の「三ヶ日勉強」というのは楽しいものだ。

何しろ全国一斉に、お正月をお祝いしているから、世間の空気が新鮮で、豊かに拡がっている。
この最高のエネルギーを全身に受けて勉強すると、日頃の勉強に対する「怠惰(たいだ)な空気」や疲れを引きずったような「負のエネルギー」が、雲散霧消(うんさんむしょう)する。

日頃から充実して学んでいる人も、更に効率よく学ぶ事ができ、やり方次第では、「神懸かり的(かみがかりてき)」に勉強が進むだろう。

「三ヶ日勉強」では、何を勉強してもいいし、読書三昧(ざんまい)するのも良い。
中でも「基礎中の基礎」を掘りさげる事で、「土台力」ともいうべき基礎学力が身につき、オマケとして「自信」がついてくる…!そんな「三ヶ日勉強」をお薦めする。

例えば英語など、Be動詞・一般動詞の所からざっと見なおしていくと、どこで躓(つまず)いたかがわかってくる。
どの教科も基礎が大事だが、中でも英語は、理系・文系を問わず、どんな大学入試でも必要な教科で、基礎力がなければ、二進も三進も(にっちもさっちも)行かない。

学年に関係なく、基礎から豊かに学ぶと、勉強することに対して抵抗感が薄れるだけでなく、学ぶことの楽しさを知ることとなる。

中学から高校までの6年分がまとめてある類い(たぐい)のテキストやドリルを用意し、基礎から見直していく時間を「三ヶ日勉強」で確保すると、「三ヶ日」で自分自身が生まれ変われることもできる。

世の中が新年を祝うお目出度い三日間を無駄に過ごすより、有意義な「三ヶ日」を過ごして欲しいと切に願っている。