お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

丁寧に生きるにはどうしたらいいの?

丁寧(ていねい)に生きる…などと思えること自体がすごいことじゃなあ。
人間はどうやって生きれば良いか迷うもんじゃ。
しかし、まず何よりも「人生を丁寧に生きること」ができれば、本望じゃなあ。

丁寧に生きるためには、心がけが必要となる。
それはただ一つ!!

「自分を見守る神佛が御座(おわ)します」ことを、肝に銘(めい)ずることじゃ。
そして一つ一つの出来事や自分の振舞に留意して日々を過ごしてゆく。

朝起きて顔を洗い、歯を磨くことひとつとっても、神佛が見守っておられる…と思うことで、不埒(ふらち)な振舞が自然と治まっていく。

昨今何か騒動が起これば、テレビに弁護士がたびたび登場する。
そして
「法的に言えば、この言動は〇〇罪に問われる可能性があります。
 この行動は人をバカにしていますが、法的には問われません…。」
などと物知り顔で話しておる。

人間が人間の浅知恵で作った法律に、あらゆる出来事を照らし合わせて物事を処理する…という、人間としての不誠実さ。

あおり運転などは、殺人につながる所業にもかかわらず、死罪にはならない。
しかし神佛は見ておるぞ。

 今一度、自分と自分の身辺を見渡して、一つ一つを大切に生き、一人一人の人間を大切にして、生きてみようぞ。