お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

「努力を重ねる」ってどういうこと?

日々努力することは大切だ…とは、よく言われることじゃな。
努力は、目標実現のため、心身を労してつとめること。ほねをおること…と、国語辞典には記されておる。

努力するためには、まず目標を決めねばならん。
その多くは、目に見えた形で、結果としてあらわれる目標じゃ。
これと表裏一体となっているのが、目に見えない形の目標じゃ。
「〇〇大学に合格する。」これを目標にすれば、「〇〇大に合格する」ために、学習面で様々な手当てをするであろう。

と同時に、○○大に合格すると同様、人間として成長するための目標を立ててみるとよかろう。
いついかなる時も、自分の責任において決断し、行動し、他者のせいにしない…とか…。
周りの眼を気にせず、楽しく受験勉強する…等々…。

わかりやすく、目に見える結果を求めて努力するだけでなく、目には見えないが、目に見える結果を下支えする見えない目標を実現する。
これこそが、人間として成長し、豊かに生きることにつながっておる。

目に見えぬが実現すべき目標に向かって、日々がんばって生きることが、本当の意味で「努力」を重ねるということなのじゃ。