日々努力を重ねていきたいのか?怠惰にいきたいのか?わからない。
自分で自分がわからん人間は多いようじゃのう。
頭では、毎日努力して生きたいと、願っていても、結局の所、怠惰な日常を、飽くことなく、繰り返すことが多いもんじゃ。
そんな自分自身が、「何とも情けないこと…。」と思える人間は、まだまだ救いがある。
自分が怠惰であることさえ、全く自覚しておらん御仁(ごじん=皮肉をこめた「おひと」という意味)の、何と多いことか!!
本質的に怠惰な人間は、多くの権利を要求する。
自らを頼りにすることなどほとんどなく、凡庸(ぼんよう)なることの権利まで求める始末じゃ。
こうなれば、世の中は身勝手な御仁で満杯になり、やがて崩壊する。
努力を重ねたい…などと言わんでもよい。
ただひたすら、自分の内面に巣喰っておる、怠惰の芽を、ひとつひとつ丁寧に、つみとってゆくことじゃ。
いずれにせよ、人間として生まれた以上、怠惰な生活に、陥りそうになることはあろう。
しかし乍ら、決して怠惰に生きようとしてはならぬ。
人間として生きること=命を賭して生きることなのじゃ。
命がけで生きて生きぬけ!!