お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

自分のことが、わかってもらえません。どうすればいいの?

自分のことは、自分自身だってよくわかっておらんよ。
ましてや、他人に自分をわかってもらおうなどと、不遜なことは思わぬ方が、よろしかろう。

ただ自分のことを他人にわかってもらおうとする前に、自分が自分自身を理解しようと努めることじゃ。
自分は、今、腹を立てているが,何故腹を立てているのか?
何に対して腹を立てているのか?
自分は、今悲しんでいるが、根本的には、何を悲しんでいるのか?

自分を、客観的に見て、自分の核となる所を、しっかりと観察する。
そうすれば、不思議と、他者の核を理解できるようになる。

その結果、他者のことが、少しだけわかってくるんじゃ。
自分の事を、無理にわかってもらおうとしなくとも、以前より自分のことがわかってくれば、他人の事も、理解出来るようになってくる。

この状態を作るのが大事なのじゃ。
自分を理解してもらうためには、自分をわかってもらおうとするベースを、自分自身でつくらねばならぬのう。