お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

安心して生きたいけど、毎日不安しかない。どうしたら良いの?

そもそも何に対して、安心することが、本質的安心なのか、分からないのが、人間の性(さが)というものじゃのう。

本来的には、いわゆる心が、安らかであり続ければ、それが「安心」ということ。
どんなに立派に見える家に住んでいても、偏差値の高い学校に行っていても、給料の良い仕事についていても、常に不安に苛まれている人間は多いものじゃ。

何故不安に陥るのか?それは、自分が生きていることに、自信が持てないこと。
そのことによって、ついつい安心の反対概念である「不安」という状況を引き寄せてしまう。

この不安状況を解消するためには、自分の心との向き合い方に、そのヒントが隠されておる。
自分に自信をつけるには、自己満足でない、自己評価を自分自身に与える。
悪い所は、悪いと素直に認め、良い点は、より良くなるよう改め、努力する決意を固める。
そうすることで、自分自身に過不足のない的確な判断を下す力がついてくる。

そうした明確な自己判別力を身につけた上で、マイナスに感じられる案件や、自分の性格上のマイナス要因さえ、全て受け入れ、なおかつポジティブに思う努力をする。
この努力の積み重ねが、安心という力を、各人に与えてくれるのじゃ。