お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

「令和」に突入し、新天皇陛下の初の一般参賀に14万人もの人が皇居を訪れたとか・・。恙無く「令和」時代が時を刻むには、國民としてどんな事を考えたらいいの?

天皇陛下の御即位を祝う一般参賀が、4日に皇居で行われた。
いよいよ新天皇陛下の時代が幕を開けた気がする。
それにしても新天皇と新元号を戴く・・というのは、目には見えぬが、明らかに時代が変わる節目になる出来事が起こる。
今回の「令和」を迎える直前には、パリのノートルダム寺院が火災にあった。

「平成(1989年1月8日)」へ元号が変わって2年10ヶ月後。
1991(平成3)年11月9日に、東西ドイツを隔てる「ベルリンの壁」が壊された。
28年間ベルリンを分断した壁の崩壊は、衝撃的出来事じゃった。
「令和」は、まだ始まったばかり。これから様々な時代の変化を感じる出来事がおこるじゃろう。

それにしても日本人の「平和ボケ」は、今や救い難いものになってきておる。
未だに「戦争の放棄」が記される「日本国憲法」のお陰で、日本の平和が守られていると勘違いしている御仁がおる。

核放棄するつもりのない北朝鮮
日本の4倍(弱)もの軍事費を費やす中国。
その上に徹底した反日教育を施している中国。
反日教育では韓国も負けてはいない。

何を考えているか分からないロシアは、どんなことがあっても北方領土を返す意志などあろうはずもない。
武力と(発信力を含む)外交力がない日本と、本気で付き合う国は何処にもないのじゃ。

そもそもロシアがソビエト連邦と呼ばれていた時、「日ソ中立条約」を日本と結んでいた。にもかかわらず、昭和20(1945)年8月8日、突如ポツダム宣言への参加を表明した上に、「日本がポツダム宣言を拒否したので、連合軍の参戦要請を受けた・・。」として、日本に宣戦布告し、「日ソ中立条約」を一方的に破棄した。

昭和20年8月9日午前0時をもって、ソビエトは日本に対し戦闘を開始したのだ。昭和20年8月6日に広島、8月9日には長崎に、アメリカ軍による原爆投下があった。
この事実を見る時、ソビエトには「火事場泥棒」的側面があったといわざるをえない。
最近では武力を笠に着て、クリミアを併合したお国柄。昭和20年にも同様のことがおこっておった。

昭和20年ソビエトは、あっという間に南樺太・千島列島及び、満州国朝鮮半島北部等へ侵攻したのじゃ。
ソビエト・・則ち現ロシアは信用が置けない国といえよう。

アメリカはアメリカで、自国さえ良ければ後はどうなっても構わない・・という昨今の風潮の中で、アメリカの言う通りに動く事は、極めて危険である。

今こそ日本人の一人一人が、本当の「日本の近代史」を学び直し、自らの頭で考え、長期的視点から日本と世界を俯瞰し、新しい日本國をつくらねばなるまい。

現今の日本では、ポピュリズムの考え方が力を持ってきておる。
ポピュリズムは、一般大衆とエリートを峻別する。ポピュリズムは、必ず敵を作る。
その際に、大衆を「純粋で正しい普通の人」と定義し、エリートは「得をして腐敗した人」と定義する。
エリートは社会の外に位置付けられ、悪くて必要のない存在だと考えるのじゃ。

ところが民主主義は、大衆の意見を取りまとめ、統治に繋げる段階で、必ずエリートを必要とする。
ポピュリズムは、大衆を脅かすと思しき存在を、すべて敵と見做し、その矛先は、「エリート」に向かったり、「移民」や「自由貿易」などに向かって、これを攻撃する。

日本は、今「真なるエリート」を必要としている。
日本國民が、もう少し日本の将来を考える國民になって貰いたい・・と、心の底から痛感する今日この頃じゃ。