お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

天皇皇后両陛下のお仕事って何なの?

昨日令和元年5月27日午前中に、天皇皇后両陛下が、令和初の国賓として皇居で会見なさったのは、5月25日に来日したトランプ米大統領夫妻だった。
天皇皇后両陛下お二人共にご堪能な英語を駆使しての和やかな会見となったようじゃ。

皇后陛下はようやく、ご自分らしい外交力を発揮する時がやって来られたようにも感じられる。
今一度天皇皇后両陛下にとっての本当の仕事とは一体何であるか?考えてみたい。

日本文学の研究家として名高いロバート・キャンベル氏が両陛下の仕事について次の様に述べている。

  國民統合の象徴としての天皇にとって最も重要なことは、祈りと継承です。
  祈りとは、この日本列島で暮らすすべての人々の安寧と安定と繁栄を祈ること。
  継承とは、天皇も一部を占める日本のさまざまな文化を、天皇が刻む歳月の中で継承していくこと…云々。

キャンベル氏が語っているように、天皇皇后両陛下の本質的役割とは、何よりも先ず深遠なる「祈り」という…両陛下にしか出来ぬ営為(いとなみ)に邁進して頂く事である。
と同時に、「継承」すべき文化や日本人が誇るべき日本人のものの考え方を、身をもって体現し、これを永遠(とことわ)に「承継」することにある。

そこには皇后陛下の前職としての外交官というキャリア以上に、重要且つ厳(おごそ)かで崇高なる「祈り」への取り組みが必須となろう。

天皇皇后両陛下にあらせられては、ご日常における「祈り」を、怠りなく、恙無く全う下さることを、心底より祈念する次第じゃ。