お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

令和に入っておかしな事故が多発しています。今何が起こっているの?

毎日のように高齢ドライバーの踏み間違え事故がおこり、多くの人が巻き込まれ犠牲者が出る。
はたまた自動運転の電車が逆走する。
何故逆走したか?たとえその原因がわからなくとも、大勢の人々を運ぶ責務を負う電車は、自動運転車両に何事も無かったかの如く(人間の)運転手を乗せて、すぐさま運転を再開する。

高齢ドライバーの車には、自動運転機能を付けたらどうか?などと議論される一方で、電車とはいえ、自動運転車両が逆走する。
高齢者も逆走、自動運転車両も逆走…一体どうなっておるのか?
人間は身勝手だから、自分達の考えたいように、やりたいようにやる。

かと思えば世間に恨みつらみを抱える人間が、エリート校の生徒をターゲットととして無差別殺人を行う。
また「家庭内」という、外から見えない世界の中で、相変わらず「児童虐待」が行われる。
学校で「命の教育」の授業が行われているにもかかわらずこの有様じゃ。

平成は多くの災害に見舞われたが、戦争がなかった…という。
令和はまだ空けて1ヶ月。戦争は悲惨極まりないもの。
けれど一見平和でありながら、戦争以上に悲惨な事が今起こっているのではなかろうか?
これは戦争以上に哀しい事ではあるまいか?

今の所、戦争が起こっていない日本だからこそ、もっと他者の事を考え、冷静に自分を内省する必要がある。
自分の内面に潜む「貪瞋痴」の三毒の所在を確かめ、自分の心の中に上記の犯罪者のような萌芽が内在化していることを確認することから始めねばならぬ。

誰もが自由で豊かで平等でありたいと願っておる。
そうであればあるほど、時には自らが不自由さを強いられたり、人の土台となったり犠牲になることでしか、他者の自由や豊かさが担保できない事を知るべきではなかろうか?

自分自身も他者の不自由や犠牲の上に成り立っている事があるのだから…!