最近自然災害が多いですが、自己防衛するにはどうしたら良いの?
9月9日早朝、千葉に上陸した台風15号は、最大およそ93万戸が停電したらしい。
東電の復旧の見通しも、二転三転し、東電の発表自体が信用ならないものとなっている。
台風15号では、電柱の倒壊が相次いだ上、土砂崩れや倒木が復旧を阻んでいるようだ。
台風15号で被災した千葉県では、現在も停電が続いているところがあるという。
電気が使えないのだから、熱中症になったり体調を崩した人も多い。
家の屋根が壊れた為に、雨が降って雨漏りし、カビが生え、深刻な健康障害をもたらすことになってきているとか…。
このように最近の自然災害は、想定を超える威力のものが多くなっている。
ということは、自分で自分の身を守る逆転の発想をしなければならない。
国や地方自治体に頼っていては埒があかないことも多いから。これは何も自然災害に限ったことではない。
自分に関わるありとあらゆる事象に対して、自分が出来得る限りのことを、日頃より考え続ける事が大事である。
今回の台風災害では、予想以上に電気・水道などのライフラインの復旧が遅かった。
ライフラインが復旧してい無い状況で家の片ずけなど出来るはずもない。
では日頃からどんな準備をしておけば良いのだろうか?
それには逆転の発想が必要だろう。
まず自宅から数時間で行くことができる場所に居住する知り合いの家や親戚の家を見つける。
平常時にその家庭と「自然災害時相互扶助」を約束しておく。
加えて出来ればかなり離れた地域…自宅から出来るだけ遠い県に住んでいる知人と「自然災害時相互扶助」を確約する。
何か災害にあった時、この「相互扶助」を確約している家庭で、数日間過ごさせてもらうのだ。
逆の場合もある。
その時は家族を含む自宅全員がボランティアとなって、被災者家族を温かく迎えるのだ。
ボランティアは被災地に出かけなくとも出来るのだから。
そんな関係性を結べ無い場合は、日頃から各地方の民宿など、いくつか目をつけておくと良いだろう。
自然災害が発生した場合は、前もって話し合い、互いに自宅提供や同居を提案していた家族に、体の弱い者や年寄り・幼い子供を、その家庭や民宿に優先的に預け、被災地には最低限の家族が残るようにする。
極点な話、ライフラインが整ってい無い場合は、思い切って家族全員で被災地から離れる。
ライフラインが整わないということは、何もできないことを意味する。
但しその場合、様々な物が盗まれる可能性がある。
でき得る限り、近所にも迷惑がかからないよう、日頃から手筈を整えておく必要があろう。
今回の台風災害の場合、風呂に入れない…と言った水不足の問題はあるものの、水以上に電力供給に問題があった。
電力がなければ、携帯・パソコンも使えない、テレビが映らない、冷蔵庫の中の食品は腐る、エアコンが使えない…等の二次被害を含む様々な問題が生じた。
自己防衛のためには、今までのように被災地にとどまるのではなく、被災地から離れた場所で再起する力を蓄えることも必要ではなかろうか?
これまでの思考パターンでは太刀打ち出来ない自然災害が襲って来ているのだから…!