お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

東電福島第一原発の汚染浄化後の処理水について教えて!

福島第一原発で日々増加し続けている汚染浄化後の処理水を巡り、先の環境相原田義昭(はらだよしあき)氏の言葉が批判に晒(さら)された。
それは
「(処理水を海洋に)放出して希釈する他に選択肢はない」
と述べたからだ。
この言葉によって、多くの日本国民の反発を生むことになったのだ。

ところが、この処理水が含む放射性物質トリチウム」は、自然界に大量に存在するもので、仮に体内に摂取されたとしても速やかに排出できるが故に、世界中の国々で、普通に海洋放出されている物質だということ。

しかしながら風評被害を懸念する被災地への配慮から、保管用タンクに処理水を溜め込んできたのだが、このタンク自体が数年後に満杯となる。

原田氏の後任となった小泉進次郎環境相は、福島県の漁業関係者と面談した折に、率直に申し訳ない…と陳謝している。
ならばこの処理水をどうすればよいのか?その点について小泉氏は何も語らない。

こんな話がある。比較的手に入れやすい服を販売するブテイックの店主が、語った話だが…。
「この服いいんだけど、少し値段が高いから安くして欲しいのだけれど…!」
と言うお客様と、
「素敵な服ね。とっても良いわ。値段も丁度良いし、いうことないわね!」
と言うお客様のどちらがこの商品を手に入れるか?と言えば、前者のお客様だという。

耳障りの良いことだけを言うお客様は、元々買うつもりが無いから、適当に褒めて波風を立てない…と言うことだ。
小泉氏は実に巧みに言葉を操っている。
しかしそこに真実は見られない。

自由・平等・博愛という耳障りの良い言葉がある。
これらの言葉の裏にある真実とは、この「3つの言葉」は相互に相容れないという事である。
皆が皆、自分の思う自由を獲得し、満喫しようとすればするほど、平等になるはずもなく、ましてや博愛を希求することすら忘却する。

事ほど左様に小泉氏の浮ついた言葉に翻弄されるべきではなかろう。

大阪市ではこの処理水を受け入れようという提案をしているとか…。
ある種の勇気を感じるが、やはり今度は大阪の漁業関係者の反対の狼煙(のろし)が上がっている。

いずれにせよ自然界に存在する「トリチウム」の存在を知り、一刻も早くこの処理水を海洋放出をすべきだと考える。