お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

「即位礼当日賢所大前の儀」と「即位礼正殿の儀」とは?

本日、宮中では、古式床しく、「即位礼当日賢所大前の儀」と「即位礼正殿の儀」及び「饗宴の儀」が行われた。

「即位礼当日賢所大前の儀」では、天照大神様をお祀りする賢所にて、天皇に即位されたことを、改めて報告するため、天皇皇后両陛下は、白の伝統装束に身を包み、賢所に参拝されたのだ。

また皇居宮殿「松の間」では、天皇陛下は黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)をお召しになって、「高御座(たかみくら)」にお立ちになり、「即位礼正殿の儀」に臨まれ、これを恙無(つつがな)く終えられた。

斯くして、天皇陛下は、国内外に即位を宣言するお言葉を述べられたのだ。
皇后陛下も、「御帳台(みちょうだい)」にお立ちになり、これを見届けられた。

また夜9時頃から、皇居宮殿「豊明殿」にて、「饗宴の儀」が行われ、約400名の外国賓客(ひんきゃく)と共に、御即位を祝う饗宴が催された。
今月25・29・31日にも、「饗宴の儀」が催されるという。

10月は度重なる台風の影響で、関東・東北方面は大きな被害を被った。
また大雨の中での即位礼であったことも、日嗣(ひつぎ=日の神、天照大神の大命によって大業を次々に受け継ぐ)であらせられる天皇陛下にあっては、心許ないスタートとなったと言えよう。
雲居(くもい=宮中・皇居)辺りだけでも晴れて欲しい…と心底より願った次第だ。

然し乍ら、即位礼の儀式後は、晴れ上がり、虹も出たようで、ホッとしたのであった。

何れにせよ新天皇が、正式に即位されたことは、日本国にとって、日本人にとって、誠に有り難く、嬉しいことである。幾久しき「皇室の弥栄(いやさか)」を祈念するばかりである。