お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

李宇衍(イウンヨン)氏らによる「韓国反日集会」って何なの?

韓国ソウルの日本大使館前では、毎週水曜日に開かれる集会がある。
それは、日本政府を「慰安婦問題」で糾弾(きゅうだん)する集会である。
日本人にとっては、ほとんど馴れっこになってしまっているこの種の集会だが、昨日12月11日はいつもと違っていた。

というのも、この「集会の中止」と大使館前の「慰安婦像」撤去を求める活動が、集会場近くで行われたからだ。

集会中止と像の撤去を求めたのは、『反日種族主義』の共同著者で、「反日民族主義に反対する会」の代表である落星台(ナクソンデ)経済研究所の李宇衍(イウンヨン)研究委員らである。

李氏は、韓国における「日本軍慰安婦は性奴隷だ」とし、「日本政府は謝罪せよ」などという韓国の主張が、事実に反しているとしている。
前述の『反日種族主義』は、日韓でベストセラーになっているので、一読をお薦めする。

12月4日に、反日抗議集会と同時刻に、第一回の集会を開いたらしい。
昨日12月11日にも、日本政府への抗議集会が、学生を動員して行われている。
日本政府への抗議集会が開かれた場所から、数十メートル離れた所で、李氏らは勇敢にも「慰安婦像を撤去せよ」「歴史歪曲(わいきょく)・反日助長」と書かれたプラカードを掲げたのだ。

冷静な対応をしてくれる李氏のグループの活動は、日本と日本人にとっては、誠に有難い存在ではあるが、韓国国内にあっては、相当なバッシングにあっている。
集会には李氏らの運動に反発する市民や、多くのネットメデイアが集結し、李氏らに罵声を浴びせ、批判的ネット中継を執拗(しつよう)に続けている。

何しろネットの中傷によって、多くの芸能人が自殺を余儀なくされるお国柄である。
李氏とその仲間が、心身共にどれほどの苦痛を強いられているか、想像に難くない。
その様子はさながら、糾弾集会の様相を呈していたのだ。

李氏らは、報道資料で、2015年の「慰安婦問題」に関する「日韓合意」に基づき日本政府が拠出した資金や、「アジア女性基金」からの金が、元慰安婦に支給され、過去に日本政府が正式謝罪を、何度も行った事実を指摘している。

李氏らは、果敢にも「歪んだ歴史観を批判し、歴史の事実を示す」として、日夜、反日種族主義に反対する…という活動の手綱(たづな)を弛めていない。

一握りとはいえ、韓国国内に、李氏のような考え方を持つ方がいて下さることに感謝したい。
寧(むし)ろ日韓の間に横たわる軋轢(あつれき)の本質を、しっかり見ようとしない多くの日本人に、猛省を促したいと思う。