竹島は日本領…とする豪文書って何なの?
9月10日、内閣官房は、昭和25(1950)年に、アメリカ政府が島根県の「竹島」を日本領と認定している…との見解を、オーストラリア政府に伝えたという内容が記載された文書。
この文書が見つかった旨を公表した。
このやり取りについては、同様のものが米国側の文書で既に確認されている。
こうなると、「竹島」に関しては日本領だということが、米・豪双方の文書によって明確に確認されたことになる。
これを受けて9月10日、宮腰光寛(みつひろ)領土問題担当相は、「従来の我が国の主張を改めて裏付けるものだ」と強調した…という。
そもそもこの資料とは、どんな出自を持っているかと言えば、これはアメリカ政府がサンフランシスコ講和条約の起草段階で、日本の領土領域に関する豪州政府からの質問に回答した文書だということ。
この時「竹島」については、「古くから日本と認識されており、日本によって保持されると考えられる」との見解が示されておる。
内閣官房領土・主権対策企画調整室のホームページには、「竹島」と「尖閣諸島」がともに日本の領土だとする根拠となる資料14点。
これを紹介する報告書が公開されておる。
早速今回発見された文書も公開した…ということだが、悲しいことにこの情報自体を殆どのマスコミが取り上げておらぬ。
韓国の反日デモについては大々的に喧伝(けんでん=盛んに言いふらして世間に知らせること)するのに、日本にとって最重要課題の一つである領土問題についての真実報道がほとんどなされていない。
日本人にとっての領土問題への関心を、淡白なものにしているのは、日本のマスコミ報道の在り方と関わっておるのではないか?
今こそマスコミに対する責任が問われるべきではなかろうか?