自分を変えるにはどうすればいいの?
いっぺんに世の中を変えるのは難しい。
しかし自分自身は、自分の努力で変えることができるのう。
ならば、その「自分」をどうやって変えればよいのか、考えてみるのもよいな。
はたから見れば、幸せな情況に見えておっても、不幸な気分に陥っておることがある。
何でも思い通りの人生を、全うしているように見えても、日々、倦怠に生き、空しく生きている者がおる。
何故、本来、幸福なはずの者が、生きる屍(しかばね=死人のからだ)の如く生きているか?
それは自分を変えようとしないからじゃ。
自分を変えるには、それまでの自分を潔(いさぎよ)く見離す覚悟がいるのう。
惰性的情況の日々は、空しさを募らせるばかり。
自分を変えるには、常なる挑戦が必要じゃ。
挑戦し続けること。これがなかなか難しい。
今までの自分をとっぱらって、新しい自分を作ってゆく。
今、この瞬間を充実させ、明日の不安に怯(おび)えることなく、過去の自分を振り返らず前を向く。
あえて、自分にとって、困難だと覚(おぼ)しき道を行く。
そうすることで、自分を豊かに変えていくことが、できるのじゃ。
難しいことじゃが、少しでも何かに挑戦することから始めるとよかろう。
そうすれば少しだけ、自分を変えられるかもしれんな。