お不動様のひとり言

お不動様のお言葉に乗せた、ほのぼの心嬉しいお話のブログ。

私は佛様の中でも、お不動様が大好きです。
お不動様のお名前の由来は、ゆるぎない悟りを求める心…ということです。

絵像では、燃え盛る火炎を背負い、眷属(けんぞく)の矜羯羅(こんがら)童子と、
制多迦(せいたか)童子を従えているのです。

このお不動様のお言葉に乗せて、
ほのぼのと心嬉しく豊かになるお話をしたいと思います。

遺伝子とDNAの違いって何なの?(1)

DNAは、デオキシリボ核酸と呼ばれ、一つ一つの細胞の核に入っている、遺伝情報を担う2重螺旋の物質のこと。

この中には4種類の塩基と呼ぶ物質が約30億並んでいて、その塩基の配列自体が様々な意味を持っている。
4つの塩基は、A・G・C・Tで、夫々、アデニン(A)・グアニン(G)・シトシン(C)・チミン(T)と呼ばれている。
4種の塩基配列が重要で、この全DNA情報を「ゲノム」と呼ぶのだ。

すべてのDNA情報(ゲノム)の中の、ごく一部が「遺伝子」という訳だ。
「遺伝子」は、最終的に体の中で必要となる様々なタンパク質に変換される部分のこと。

今までは、DNA全体の2%にあたる「体の設計図」情報。
この情報遺伝子は、DNAの中で最も重要な部分とされて来た。
確かに目や耳・口や鼻、心臓…などの体の組織部分や血液・ホルモンなど…は、如何にも重要だという気がする。

その一方で、残り98%のDNAに関しては、設計図の働きがないために、今まではゴミ屑のようなものとされていた。
故に、「ジャンクDNA」と呼ばれていた。

DNAを解読する際には、コストが異常にかかるため、より重要な発見が見込まれそうな「2%遺伝子」の方を対象とした研究が行われてきたのだ。
因みににどれほどのお金がかかるか…と言えば、2000年代始め頃で、ひとり分をすべて読みあげるのに数千億円かかる上に、10年以上の年月を費やす…という事。

今までの「遺伝子」中心の研究では、白・黒が明確にわかる「二元論的」遺伝子研究が主流だった。

今後は残り98%のDNAに見え隠れする「多様性」がもたらす「可能性を探求」する時代へと突入した。
その点について明日続きを述べたいと思う!